2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K11363
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Research Institution | Yokohama Brain and Spine Center |
Principal Investigator |
高田 薫子 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(臨床研究部), 臨床研究部, 研究員 (30834543)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 弘基 横浜市立大学, 医学部, 助教 (40737409)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 失語症 / AMPA受容体 / リハビリテーション / 脳卒中 / PETイメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年は、外部CROとの契約を行い、臨床研究計画書を作成した。研究対象者の選択基準は、登録時年齢が20歳以上86歳以下の者、初発脳卒中と診断され失語症状が後遺している者、本人の自由意思により本研究への参加を決定し文書により同意が取得できる者(ただし、失語症によって同意説明文書を読むことができない場合または自筆が不可能な場合は、立会人がインフォームド・コンセントの全過程に立ち会って、同意取得時に被検者本人の自由意思によって本研究への参加を決定したことを文書で証する)。除外基準は、レーブン色彩マトリックス検査が18点以下の者、上肢・下肢・手指の少なくとも一つの領域のBrunnstrom Stageが4以下である者、等。主要評価項目は約8週間の言語聴覚療法による機能回復程度(WAB失語症検査(日本語版)の得点変化)と、障害側の中心前回、縁上回、角回、上・中側頭回、側頭葉後下部、下前頭回および健側の中心前回、縁上回、角回、上・中側頭回、側頭葉後下部、下前頭回を参照領域とした各々のSUVR(Standard uptake value ratio)の変化量である。 また、国立障害者リハビリテーションセンター運動機能系障害研究部神経筋機能障害研究部および横浜市立大学学術院医学群生理学教室と画像解析の方法・手順と、横浜市立脳卒中・神経脊椎センターでのリクルート体制の確立を行った。 認定臨床研究倫理委員会の審議を9月と10月に行い承認され【jRCTs031200289】、2021年1月から研究を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画書の作成・承認が済み、リクルートが開始され研究はおおむね順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後もリクルートを行い研究を推進し、画像解析を進める。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症により横浜市立脳卒中・神経脊椎センターでの患者入院動向に変化があり、リクルートは開始されたもののエントリーに遅延があり次年度使用額が生じた。翌年度、被検者輸送費、謝金などに使用予定である。
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