2021 Fiscal Year Research-status Report
身体不活動による病的疼痛の光遺伝学的解析と理学療法効果の科学的検証
Project/Area Number |
19K11377
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
大道 裕介 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (50506673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 宗和 愛知医科大学, 医学部, 教授 (10384984) [Withdrawn]
大道 美香 金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30581079)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 慢性痛 / 身体不活動 / 光遺伝学 / アロディニア / 理学療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
異動先の金沢医科大学医学部解剖学2の講座区画に実験環境の再構築を行った。P1A動物飼育室、P1実験室を新たに設置した。実験の実施に必要な行動実験スペースの確保、手術および標本サンプル採集可能な至適手技や環境を再整備することができた。またRNase Freeゾーンを準備し、遺伝子実験環境を構築した。触覚アロディニアの検証実験に必要なW-TChR2V4遺伝子改変ラットを再導入するため、本ラットの提供者とMTA契約を完了した。再構築した飼育室において、継代飼育を開始し、順調な動物の産生サイクルを構築することができた。同様に実験課題遂行に必須であるギプス固定後慢性痛モデル動物の作成を行い、前任地同様の病的疼痛行動のフェノタイプを再現可能な実験条件を構築することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
愛知医科大学から金沢医科大学への移動に伴い、一時研究活動の停止を余儀なくされたため
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Strategy for Future Research Activity |
本学において、今後の研究推進に必要不可欠なW-TChR2V4遺伝子改変ラットの再導入するため、本 ラットの提供者とのMTA契約を完了し、継代飼育を可能とした。本補助研究課題を遂行可能な実験環境を整備した。研究の根幹をなすギプス固定後慢性痛モデルラットの痛み行動について、本学環境における再現性を確実なものとし、順次、残された課題を推進していく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍と所属先の異動による課題遂行計画の遅延のため、次年度への繰り越しを行った。 薬理行動実験や遺伝子ノックダウン実験、論文校閲費に使用する。
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