2020 Fiscal Year Research-status Report
舌悪性腫瘍術後における生理学的変化の解明と口腔リハビリテーションの効果の検証
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19K11401
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
貴島 真佐子 大阪歯科大学, 医療保健学部, 講師(非常勤) (40838091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 要 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (80632083)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 舌悪性腫瘍 / 口腔リハビリテーション / 摂食嚥下障害 / 超音波検査 / オトガイ舌骨筋 / 栄養 / 口腔機能 / 舌硬度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、舌悪性腫瘍術後患者の舌の器質的および機能的障害に口腔リハビリテーション(以下、口腔リハ)と栄養指導が有効であるかについて検証することを目的に研究を進めている。 2020年度では基礎実験を終了し、実際に舌悪性腫瘍切除後患者のオトガイ舌骨筋および舌筋を超音波エコーを用いて測定している。術後の口腔リハを行いながら口腔の機能についても咀嚼機能評価を行っている。また、栄養状態の把握のための聞き取り調査および全身骨格筋量の測定のため体組成計を用いて測定を継続している。測定日も計画通り術後1ヶ月後毎に行っている。 咀嚼機能評価は計画では週1回の予定であったが、COVID-19の影響により頻回な来院が困難であることから月1回の超音波エコー測定日と同時に実施している。引き続きデータの収集と解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度より基礎的実験から実際の対象患者の測定を行っている。COVID-19の影響により昨年度より手術件数は少なからず減少傾向であるため、対象者人数の確保は十分ではないが、対象となったケースについては計画通りの経過測定は行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の状況にもよるが、当該年度は前期の4月から6月までは対象者の測定を継続しながら同時にこれまでのデータ解析を行い、10月以降には一部学会発表と論文投稿のための執筆準備、執筆を行う予定である。
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Causes of Carryover |
学会発表のための準備費用および論文作成のための査読費用、印刷費用として使用する予定である。
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