2023 Fiscal Year Research-status Report
手指に痛みない美容師の鋏の使い方を学習して手指の障害を予防する鋏練習装置の開発
Project/Area Number |
19K11419
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
梅舟 久美子 (笹尾久美子) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (30404932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱口 豊太 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
鈴木 誠 東京家政大学, 健康科学部, 教授 (80554302)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 障害予防 / 理美容鋏操作 / 開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
美容師らが用いる鋏(以下,理美容鋏)は,片側の刃のみを動かすように設計されており,刃を閉じるときに母指を内転させ,開くときは柄の自重を利用している.また,美容師らは髪を切る際に手関節を撓屈位に保ちながら鋏開閉動作を行う.このため,美容師らの鋏開閉動作で主に働く筋として,母指内転筋(ADP)や橈側手根伸筋(ECR),総指伸筋,長母指伸筋などが挙げられる. 本研究では、ADPおよび橈側手根伸筋ECRに着目し,理美容鋏の使用に慣れていない鋏使用初学者の鋏技能と鋏操作に熟達した上肢に痛みのない美容師(以下,美容師)の鋏技能について,電気生理学的な視点から分析し,違いの有無を明らかにする. 2023年度は新たに美容師のデータ収集を実施した.また,これまでに得られたデータの解析を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
鋏技能と鋏操作に熟達した上肢に痛みのない美容師のデータ収集の時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
収集した鋏使用初学者と美容師のデータの解析を行い、得られた知見を論文にまとめる。
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Causes of Carryover |
残額は実験に必要な消耗品の購入に充てる予定である。
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