2020 Fiscal Year Research-status Report
血栓形成関連因子の変動からみた運動強度閾値の季節・日内変動
Project/Area Number |
19K11444
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
石指 宏通 奈良県立医科大学, 医学部, 教育教授 (50260807)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フォンビルブランド因子 / ADAMTS13 / 運動強度閾値 / 季節変動 / 日内変動 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、若年成人(男子大学生)を対象にして、実際のフィールドでのランニング運動の強度閾値(血栓化が顕著に進む強度)の定量化を行った。その結果、これまでに実験室的に定量化された運動強度閾値と同様に55%VO2max付近に存在することを明らかにした。この結果をもとに、2020年度は、55%VO2max下のランニング運動を実施した際、強度閾値が季節(夏季・冬季)と時間帯(早朝・夕方)の影響を受けて、変動するかどうかについて、若年成人12名を対象に精査する計画予定であった。しかし、予定していた夏季(7・8月)、冬季(1・2月)ともCOVID-19の感染拡大の時期と重なり、被験者の安全面を考慮し、計画通り実験を実施することができなかった関係で、結果を出すまでに至らなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初は夏季(2020年7・8月)と冬季(2021年1・2月)で季節変動と日内変動(AM7:30とPM6:00 )を検討する予定で計画していたが、大学よりCOVID-19感染防止対策によるスポーツ活動の自粛要請が出されたこともあり、被験者の安全面を考慮して実験を延期することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度にCOVID-19感染の影響で延期となった実験計画について、本学倫理委員会と協議をしながら、十分な安全対策を取り、被験者の同意を得たうえで、夏季(2021年7・8月)と冬季(2022年1・2月)のAM7:30とPM6:00)に実験する予定である。また、上記の若年成人で得られた結果をもとに運動習慣のある中高年者を対象に老化の影響についても検討を加えていく予定である。
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Causes of Carryover |
夏季(2020年7・8月)と冬季(2021年1・2月)で季節変動と日内変動(AM7:30とPM6:00 )を検討する予定で計画していたが、大学より、COVID-19感染防止対策によるスポーツ活動の自粛要請が出されたこともあり、被験者の安全面を考慮して実験を延期することとなったため次年度に繰り越しとなった。2021年度は夏季(2021年7・8月)と冬季(2022年1・2月)のAM7:30とPM6:00に実験を実施予定である。また、上記の若年成人で得られた結果をもとに運動習慣のある中高年者を対象に老化の影響についても検討を加えていく予定である
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