2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K11539
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
当麻 成人 大阪医科薬科大学, 薬学部, 准教授 (20368179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出村 慎一 金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (20155485)
川端 悠 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (20713390)
長澤 吉則 京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (40299780)
松浦 義昌 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 教授 (60173796) [Withdrawn]
青木 宏樹 福井工業高等専門学校, 一般科目(自然系), 准教授 (90622564)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 敏捷性 / 連続選択反応時間 / 転倒回避能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者の転倒回避能力を評価するテストを開発することである。令和3年度は、60歳以上の男性高齢者29名を対象に、新規に開発した四肢の連続選択反応テストの試行間信頼性を検討した。対象者は30bpmのテンポで表示される指示(3パターン)に従って、前方に設置されたパネルにタッチあるいはステップをした。測定は全パターンとも3試行実施し、測定値(反応時間)に有意な試行間差が認められなかった後半2試行と近似2値の級内相関係数(ICC: intraclass correlation coefficients)を算出した。結果、後半2試行のICCは中程度(0.62~0.69)の値であったが、近似2値のICCは全パターンで高値(0.87~0.90)であった。以上、高齢者における四肢の連続選択反応テストの試行間信頼性は、後半2試行の場合は高くはないが、近似2値の場合はパターンの違いに関わらず高いことを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大のため、大多数の対象者を確保することができず、今年度予定をしていた四肢の連続選択反応テストの妥当性を検討することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は主に四肢の連続選択反応テストの実証的妥当性を検討する。具体的には、差異妥当性(測定値の年代差、運動習慣の有無間差等)、基準関連妥当性(本テストと既存の転倒リスク評価テストとの関係性)の検討を計画している。
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Causes of Carryover |
今年度も新型コロナウイルス感染拡大の影響により、主要な学会大会がオンライン開催となったため、宿泊や移動に伴う旅費の使用がほとんどなかった。また、当初予定をしていた大多数の対象者の測定が困難となり、測定に必要な旅費や人件費等の使用が少額となった。次年度は、複数の学会大会で研究成果を発表する予定であり、それに伴う旅費の使用を予定している。また、今年度実行することができなかった大多数の対象者の測定のために、旅費や人件費の使用を計画している。
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Research Products
(1 results)