2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K11556
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
村山 光義 慶應義塾大学, 体育研究所(日吉), 教授 (20245632)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 筋硬度 / 交感神経活動 / 副交感神経活動 / 足関節底屈運動 / Heart Rate Variability / Shear wave elastography |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の第一の目的は自律神経活動が筋硬度に及ぼす影響を検討することである。第二に、その影響を押圧法とエラストグラフィ法によって評価し、計測法の差異について検討する。そして、交感神経活動による筋の緊張と緩和と筋硬度および剪断波速度の関係を検討するため、実験1:「筋収縮イメージの繰り返しによる交感神経亢進誘発時の筋硬度の変動」、実験2:「星状神経節ブロックによる交感神経抑制誘発時の筋硬度の変動」を計画している。 しかしながら、2019年度末からのCOVID-19拡大に伴う活動の自粛により、2019年度計画の実験1の実施が遅れたことに加え、2020年度の2回にわたる緊急事態宣言、大学での活動自粛等によって被験者の募集ができず、実験1の遅れを取り戻すことができず、さらに2020年度計画の実験2に着手することが全くできなかった。この間、文献考証を進めたが、具体的な実験データは蓄積できなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19拡大に伴う2回にわたる緊急事態宣言、大学での活動自粛等により、実験の協力被験者の募集および実験の実施が全くできなかったため。また、大学におけるオンライン授業への対応などの時間が極端に増え、本研究へのエフォートが著しく下がってしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間の最終年度となり、2つの実験から検討を行う上で実験の見直しを行う。被験者数を1/3の10名程度にし、募集人数・実験期間の短縮を行う。実験1については2021年度秋までに遂行をする。並行し実験2については実験の構築および倫理審査を進め、秋以降に実施する。しかしながら、2021年度もCOVID-19の拡大が続き、収束のめどが立たないため、2020年度同様に計画がさらに遅れることも予想される。研究完了が困難となる場合は繰越の申請も視野に入れ対応をとる。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響で被験者を募集して実験を行うことができず、計画した支出が生じなかった。また、参加予定であった学会もオンラインとなり、旅費などの支出を行わなかった。 未使用額は実験計画に沿って、2021年度に実験1の研究協力者のへの謝金、実験2の実験システムの構築および研究協力者への謝金などに使用する予定である。
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