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2020 Fiscal Year Research-status Report

野球における最適な『肩を作る』方法の科学的検証

Research Project

Project/Area Number 19K11557
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

窪田 敦之  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20569339)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾崎 隼朗  東海学園大学, スポーツ健康科学部, 講師 (00748428)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsコンディショニング / 野球 / ピッチング / 投球障害 / 筋硬度 / 肩
Outline of Annual Research Achievements

大学硬式野球部に所属する投手5名(21.0±1.4歳)を対象に、まずは各投手が通常試合前に実施しているウォーミングアップ(投球練習も含む)を行わせた。その後、日を改めて通常時のウォーミングアップの中で、ブルペンでの全力投球数のみを50球に固定し、その他については通常時に行なった内容と全く同様にて行なわせた。それぞれウォーミングアップの前後に肩関節内旋・外旋トルクおよび棘下筋・菱形筋の筋硬度、肩峰骨頭間距離、肩甲骨位置を評価した。さらに、ブルペンでの全力投球中には球速および回転数、変化量を記録した。通常試合前に行っているブルペンでの全力投球数は平均28球であった。
その結果、通常時のウォーミングアップ後には肩関節内旋・外旋トルクや筋硬度に変化はみられなかった。球速においても同様であった。それに対して、ブルペンでの投球数を50球に増加した場合には、球速は同様に変化がみられなかったが、肩関節内旋の最大トルクの減少がみられた。さらに対象者を増やす必要はあるものの、試合直前の投球練習において50球以上の練習を行なうことは、コンディショニングとしては過剰となる可能性が高い。
また、「肩関節運動後の機能低下に伴う形態的および質的変化と、その回復過程」についてもさらに追加調査を行ない、96時間後に筋硬度が元の状態へと戻るが、再び同じ運動を実施させると、最初よりもより少ない回数で同程度の機能低下がみられることが明らかとなった。その際の筋硬度変化については、最初と2回目で相違はみられなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナ感染拡大防止に伴い、学内での野球部の部活動を7月まで禁止した。再開後も練習時間および参加人数を大幅に制限したことで、予定通りの実験がほとんど実施できない状況であった。

Strategy for Future Research Activity

現在も部活動の制限は続いているものの、活動自体は継続しているため、学内のガイドラインに従って少しずつではあるが測定を重ねている状況である。
また、活動制限下でも少しの測定は実施できたので、それを踏まえた条件設定を行ない、追加実験の計画も並行して進める。

Causes of Carryover

新型コロナ感染拡大防止に伴い、部活動中の計測が大幅に制限されたことで、当初予定していた実験が予定通りに進められなかったため。

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Published: 2021-12-27  

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