2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K11570
|
Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
竹田 隆一 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (30171656)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂井 伸之 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (00267402)
池田 英治 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (70726877)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 指導法 / 支点移動効果 / 踏み込み / 押し出し / イラスト / 製本 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで、物理学法則に基づき指導法を検討してきた。その結果、「蹴り」と「振り下ろし」の融合に改善がのぞまれることがわかった。そこで、支点移動効果がより充実される有効な指導法を明らかにすることが次の課題となった。 今回は、[振り上げ]、[右脚の浮き](傾角の創造)、[蹴り]、[振り下ろし]、この4つの動作を適切に融合することによって、支点移動効果をより有効にすることが重要であるという結果に至った。そこで、[振り下ろし]を[押し出し]と捉えることを前提に、いくつかの指導法を考案した。「左脚固定跳躍正面打ち」(跳躍正面打ちの要領で、振り上げ時も振り下ろし時も左脚を移動せず、固定した状態で実施する。左脚に体重が乗せることを目的とする。)、「跳躍円」(跳躍正面打ちの要領で実施する。振り上げ時に構えの状態から口元まで両手を振る上げる動作を行う。これも、左脚に体重を乗せることを目的とする。)取り上げ、有効性を検討する。さらに、その指導をより学習者に理解される「指導言語」、「イラスト」、「形態の写真」を検討し、製本することを目的とする。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまでの指導法の有効性はある程度確認できた。しかし、(初心者4名での検証)達成度と時間は満足できるものであったが、とくに、支点移動効果の充実がもっと明確になる可能性があると感じた。 いくつかの指導法を熟練者に実施し、その有効性を検討する。その後、初心者に実施し、有効な指導法を明らかにしたい。その結果、あきらかにされた指導法を効果的で分かりやすい指導教本を製作する予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
支点移動効果の充実を図るため、有効な練習法を明らかにし、さらに、それをどのように学習者に伝えるか、わかりやすく、だれもが習得できるような適切な指導語の吟味、また、理解しやすいイラストや写真などを検討する。
|
Causes of Carryover |
コロナ感染の影響で、予定していた実験や研究会ができなかった。
|
Research Products
(1 results)