2021 Fiscal Year Annual Research Report
発達が気がかりな子どもと保護者を対象にした生活習慣共育プログラムの開発
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19K11573
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
澤 聡美 富山大学, 学術研究部教育学系, 講師 (80369488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 充紀 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (50756913)
藤本 孝子 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (70377266)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 小学生 / 運動プログラム / 健康生活調査 / 健康教育 / 体操動画 / 学校と家庭との連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、発達が気がかりな子どもとその保護者を対象にした運動遊びの実践(体験型)にウェブ型学習を加えることにより、家庭を基盤に、生涯を通じた生活習慣病の予防と健康づくりを実現し、その効果を多世代及び教育現場に応用することを目的としている。 令和3年度はこれまでの研究成果をもとに健康実践プログラムを作成し、多世代及び学校への応用を検討した。さらに、コロナ禍が続く中、学校や地域において、子供の発達を心配する声が寄せられたため、新たに健康調査を実施し、その結果を基に健康教育の教材作成及び配信を行った。研究成果は、主に以下3つのパ-トに区分できる。 第1は、富山県A小学校6年生とPTA役員、大学生で取り組んだ「ししっこメディア体操」の作成及び体操を通じた健康教育の啓発活動である。コロナ感染症予防により小学校や大学が休校になる中、Zoomで体操を確認したり、C-Learningを活用して情報交換を行った。体操に使う音楽の作成や実演なども、小学生が手掛け、オリジナルの体操動画が完成した。6年生が健康リーダーとなり、学校保健委員会や朝活動で全児童への健康教育の啓発活動及び、家庭での体操の実践を行った。家庭での取り組みの様子をまとめた動画を作成してPTAで情報交流し、家庭でも体操に親しみを持って実践してもらえるよう工夫した。 第2は、富山県B支援学校高等部ダウン症児を対象にした健康実践プログラムである。研究分担者、養護教諭、体育教員、栄養教諭、保護者と連携して、運動の実践、食事・体重指導等を行った。主に大学では、運動が継続するように、生徒の好きな音楽に合わせた運動の提案や助言などを行った。 第3は、富山県C小学校の健康生活調査及びその結果を用いた健康教育の動画作成及び配信である。保健室のGoogleClassroomを活用し、お便りや動画教材を共通の話題に、保護者との情報交換を行った。
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Research Products
(7 results)