2022 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of developmental factor in trunk control during arm flexion
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19K11589
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Research Institution | Osaka University of Comprehensive Children Education |
Principal Investigator |
清田 岳臣 大阪総合保育大学, 児童保育学部, 准教授 (40434956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 勝夫 金沢学院大学, 人間健康学部, 教授 (60190089)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 予測的姿勢制御 / 重量負荷 / 姿勢筋 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、立位での上肢屈曲運動時の体幹制御の発達過程における規定要因について明らかにすることである。コロナ禍により保育施設での測定が困難であったため、本年度は、重量負荷条件による姿勢要求の違いが、上肢屈曲運動時の予測的姿勢筋活動に及ぼす影響について、対照群である成人を対象に検討した。 被験者は成人10名である。被験者には、LEDの点灯に反応して、両側の上肢を任意の速度で前方水平位まで屈曲し、その位置を保持させた。姿勢条件は、対照条件(CTR)として、負荷なし条件(安静立位)にて課題を実施させ、また、重量負荷条件として、両手手根部に体重の合計1%、3%、5%の負荷がかかるようにして課題を実施させた。負荷条件は被験者ごとにランダムとした。光刺激に反応して、各条件15回ずつ上肢屈曲運動を行った。三角筋(AD)の活動開始に対する脊柱起立筋(ES)および大腿二頭筋(BF)、腓腹筋(GcM)、およびヒラメ筋(SOL)の活動開始時間の差を分析した。 すべての条件において、ESとBFともに、ADに対する先行活動を示した。ESは重量負荷による影響を示さなかった。一方、BFでは、CTRよりも1%と3%で有意に活動開始時間が短縮し、3%で最も先行するようになった。5%ではCTRとの有意差を示さなかった。GcMとSOLには先行活動はいずれの条件でも認められなかった。 結論として、成人における単純反応課題における上肢屈曲運動時の予測的姿勢筋活動は、条件に関わらずESとBFに認められるが、重量負荷による影響はBFにのみ認められた。したがって、重量負荷条件では、CTR条件よりも、よりESとBFの連動した活動が必要となったことを示唆する。上肢屈曲運動時の予測的姿勢筋活動に影響するための姿勢要求として、1または3%の重量負荷条件下での課題実施が適当であると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により、保育施設での測定ができていないため、成人を対象とした研究のみにとどまっている。次年度はそこに着手予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度には、成人データの追加とともに、保育現場に協力を要請し、子どもの測定を順次実施していく予定である。
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Research Products
(2 results)