2021 Fiscal Year Research-status Report
幼児期から児童期の子供の身体活動量、座位行動と認知・非認知機能に関する縦断研究
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19K11590
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Research Institution | Kyoto Bunkyo Junior College |
Principal Investigator |
田中 真紀 京都文教短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (10537989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 千晶 東京家政学院大学, 人間栄養学部, 教授 (40369616)
野井 真吾 日本体育大学, 体育学部, 教授 (00366436)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 身体活動量 / 座位行動 / 認知機能 / 非認知機能 / 幼児 |
Outline of Annual Research Achievements |
R3年度は、R1~R3年度に測定した幼児の身体活動量、座位行動ならびに認知機能を横断的に検討することに加えて、幼児期から児童期にかけて、日常生活全般の身体活動量および座位行動と非認知機能との関係を縦断的に検討することを目的とした。対象は、R1~R3年度の調査に参加した東京都内3箇所の幼稚園に通う幼児とR2年度に年長児だった者が進学した東京都内3校の小学校に通う児童であった。これらの調査園あるいは小学校において、本人および保護者から同意の得られた幼児373名、児童24名を分析対象とした。調査項目は、R2年度と同様に、身体活動量、座位行動、認知機能および非認知機能検査を実施した。なお、小学校での認知機能検査については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、1校のみ実施した。 R1~R3年度の幼児の身体活動量、座位行動、認知機能を横断的に比較した結果、身体活動量は、男児はR1年度からR2年度にかけて歩数が減少したものの、R3年度にはR1年度と同等の歩数が確認され、R2年度に比してR3年度の歩数が有意に増加した。一方、女児では、有意な変化はみられなかった。座位行動は、男女ともにR1年度に比して、R2・3年度の座位時間が有意に長いことが示された。認知機能は、男児は有意な変化はみられなかったものの、女児においてR2年度に比してR3年度の抑制課題の正答率が有意に高い結果となった。さらに、幼児期から児童期にかけての身体活動量ならびに座位行動の変化量と幼児期における非認知機能との関連について、性を調整して検討した結果、両者間に有意な関連はみられなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
R3年度は、コロナ渦であったが、幼稚園や小学校にご協力いただき調査を行うことができ、横断および縦断研究を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
R4年度は追跡調査を縦断的に実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各調査園や調査校のコロナ対応やこれまでの同意状況を勘案すると、R4年の測定実施は困難であると判断した。そのため、R1年度~R3年度までに得られたデータに基づき、日常生活全般の身体活動量あるいは座位行動と認知機能や非認知機能との関係をさらに検討する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、物品費や謝金の支出が予定より少なかった。R4年度は資料整理および調査分析の補助として研究補助者への謝金を計上する。さらにデータ整理および保存等に必要な消耗品費として計上する。
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