2021 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19K11614
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
藤本 敏彦 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (00229048)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原・権藤 雄一 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (60573764)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高校体育実技 / 教員 / アンケート / 意義 / 授業方法 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は主に令和2年度の調査に回答した大学生の母校691校の教員を対象にして体育実技授業の実態調査を行った。内容は令和2年度の大学生へのアンケートと同様であり、クーグルを用いて行った。回答率は24.2%(167/691校)であった。教育機関への調査アンケートとしては低い回答率であった。高等学校における体育実技の必要性については生徒の意義の理解に関係なく「必要」と答えた教員が165名(98.8%)であった。大学生の93.8%が同様の回答をしている。この点では教育環境が良好であると考えられる。一方で体育実技の意義の理解度については異なる結果となった。「体育実技を行う意義について、生徒はどの程度理解していたと思いますか。」という問に対し96.4%(161/167校)が「十分理解していたと思う」(19.2%)、「ある程度理解していたと思う」(77.2%)と回答した。しかし大学生ではそれぞれ18.2%、49.8%であった。またアンケート時点でその意義については大学生の64.3%(569/885名)が「覚えていない・分からない」と回答している。指導方法については教員の回答では「教員からの個人的アドバイスのみならず、生徒が教えあうなど、コミュニケーションが図れるような指導」は70.1%であった。同質問の大学生の回答では40.1%であり大きく下回る結果となった。また教員では「教員からはあまりアドバイスをせず、行うことの指示のみで見守ることが多い指導」、「教員は授業時にはあまり顔を出さず、生徒が中心となって行うような指導」がそれぞれ2.4%、0%であった。一方大学生の回答ではそれぞれ22.0%、6.2%であり大きな差が認められた。高校における体育の実技授業においてその必要性は教員と生徒間で一致しているが、教育の意義の理解や指導方法については改善する余地があると思われる。
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