2021 Fiscal Year Research-status Report
性差を考慮した正常体重内臓脂肪肥満の発症および重症化に関わる食生活要因の解明
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19K11661
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
矢口 友理 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (30369285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嘉山 孝正 山形大学, 医学部, 名誉教授 (50142972)
山下 英俊 山形大学, 医学部, 名誉教授 (90158163) [Withdrawn]
上野 義之 山形大学, 医学部, 教授 (70282126)
今田 恒夫 山形大学, 医学部, 教授 (60333952)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 内蔵脂肪蓄積 / 性差 / 栄養素 / 食品群 |
Outline of Annual Research Achievements |
栄養素と食品群別摂取量のデータベースが完成し、解析に着手した。 山形コホート研究に登録した山形県在住の40~74歳の男女のうち、食物摂取頻度調査の漏れがなくBMIが18.5以上25.0未満の男性3,981人(64.4±7.6歳)、女性2,934人(59.2±9.1歳)を対象とし、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の者を内臓脂肪蓄積者群、それ以外の者を普通体型者群として、両群の栄養素・食品群摂取量、その他の食習慣、喫煙や身体活動を比較した。BMIで普通体型と判定された者のうち、内臓脂肪型肥満者群は男性の25.9%、女性の4.2%だった。内臓脂肪型肥満者群は男女ともアルコールエネルギー比が高かったが、炭水化物摂取量は男性で少なく、女性では脂質摂取量が少なかった。食品群摂取量では、内臓脂肪型肥満者群の男性ではご飯、豆腐・がんもどきの摂取量が少なく、飲酒量が多かったが、女性では豆腐・がんもどき・肉類、きのこ類、コーヒーの摂取量が少なかった。また、男性の内臓脂肪型肥満者群には食べる速度が速い者と禁煙した者の割合が高かった。身体活動については、男女とも内臓脂肪型肥満者群には力作業や歩行、立位時間が短い者、座位時間が長い者の割合が高かった。 男女ともBMI 25未満の内臓脂肪型肥満には身体活動量や飲酒が関連していると考えられた。しかし、飲酒以外の栄養素や食品摂取、食べる速度については男女で異なる結果であったことより、BMI 25未満者における内臓脂肪型肥満に関連する食生活要因は男女で異なる可能性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
自身の体調不良やコロナの影響もあり、データベース完成に2年費やしてしまい、解析着手が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
解析は順調に進んでいるので、このまま進めていく。同時にディスカッションを分担者と重ねて、学会発表や論文化を進める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により参加学会がオンラインとなったため、旅費を使用しなかった。次年度は国際学会発表を予定しており、また解析と同時に論文執筆も進めるので、旅費と英文校正費が主な使用予定である。
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