2023 Fiscal Year Research-status Report
性差を考慮した正常体重内臓脂肪肥満の発症および重症化に関わる食生活要因の解明
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19K11661
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
矢口 友理 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (30369285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嘉山 孝正 山形大学, 医学部, 名誉教授 (50142972)
山下 英俊 山形大学, 医学部, 名誉教授 (90158163) [Withdrawn]
上野 義之 山形大学, 医学部, 教授 (70282126)
今田 恒夫 山形大学, 医学部, 教授 (60333952)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 内臓脂肪蓄積 / 普通体形 / 食べる速度 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 内臓脂肪蓄積に関わる食品や栄養素の探索 先行研究を参考にして内臓脂肪蓄積に関わる単独の食品や栄養素を推測し、重回帰分析やロジスティック回帰分析によってBMI18.5以上25.0未満の男女を対象に内臓脂肪蓄積に関する因子を探索したが、有意な関連のある因子は見つけられなかった。 2. 食べる速度と内臓脂肪蓄積との関連についての論文作成 食べる速度と腹囲径を指標とする内臓脂肪蓄積との関連については、40~74歳の山形コホートの対象者のうちBMI18.5以上25.0未満の男女6,548人(男性3,875人、女性2,673人)を対象に、2022年の学会発表内容に身体活動量やエネルギー摂取量の過小過大申告も加えて解析を行って論文作成をし学会誌に投稿した。男性の身体活動量は早食いの群が普通の群よりも身体活動量が低かったが、男女とも食べる速度とエネルギー摂取量の過小過大申告との関連はみられなかった。男性の食べる速度が遅い群は普通の群に比べて内臓脂肪蓄積のリスクが有意に小さかったが、女性では有意な関連はなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
自身の体調不良と新型コロナウイルスによる在宅勤務によりデータベースの構築が遅れたことが影響し、当初の研究計画予定よりも解析が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに学会発表した内容を修正して論文作成・投稿につなげると同時に、内臓脂肪蓄積に関わる食品や栄養素の探索を引き続き行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍による在宅勤務や学会出張がなくなったため次年度使用額が生じた。 学会出張や必要な物品の購入に使用する予定である。
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