2021 Fiscal Year Annual Research Report
ABC輸送体遺伝子欠損動物を基盤に展開する「運動器の成長・老化メカニズムの解析」
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19K11678
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
中川 大 中部大学, 応用生物学部, 准教授 (40397039)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ABC輸送体 / 骨 / 筋肉 / 脂肪 / 成長 |
Outline of Annual Research Achievements |
Abca1遺伝子欠損マウスを対象にして、(1)ABC輸送体が骨の質と量に及ぼす影響の解析、(2)ABC輸送体が筋肉の質と量に及ぼす影響の解析、(3)ABC輸送体が脂肪の質と量に及ぼす影響の解析、の解析を行った。2021年度は、6週齢の野生型オスマウスとAbca1遺伝子欠損オスマウスを対象にして解析を行い、以下の結果を得た。 (1)食餌量に差が認められなかったがAbca1遺伝子欠損マウスの体重が、実験期間中(4~6週齢)、野生型マウスと比して有意に少なかった。 (2)Abca1遺伝子欠損マウスの精巣と腎臓の重量が、野生型マウスと比して有意に少なかった。 (3)Abca1遺伝子欠損マウスの鼠径部および副睾丸周囲, 後腹膜における脂肪の湿重量が、野生型マウスと比して有意に少なかった。 (4)Abca1遺伝子欠損マウスの腓腹筋およびヒラメ筋, 前脛骨筋の湿重量が、野生型マウスと比して有意に少なかった。 (5)Abca1遺伝子欠損マウスの骨長(頸骨、大腿骨)が、野生型マウスと比して有意に短かった。
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Research Products
(4 results)