2020 Fiscal Year Research-status Report
高度肥満症に対する肥満外科手術の骨格筋インスリン抵抗性改善のメカニズム
Project/Area Number |
19K11796
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
馬場 誠朗 岩手医科大学, 医学部, 助教 (90573064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 章 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40275540)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高度肥満症 / 肥満外科手術 / 骨格筋インスリン抵抗性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は研究2年目であるが、新型コロナウィルス感染拡大のため社会的に様々な制限が継続した1年であった。その中で、肥満外科手術を17症例、初年度からの合計では27症例に対して手術及び、研究項目の検査を施行することができた。 研究項目である1)骨格筋量の測定、2)ヘパトカイン[selenoprotein P (SePP)とleukocyte cell-derived chemotaxin 2 (LECT2) ]の測定、3)腹部CTによる内臓脂肪量と肝容積の測定、4)次世代シーケンサーを用いたメタゲノム解析による腸内・口腔内細菌叢の変化、5)糞便中の胆汁酸分析、有機酸分析、短鎖脂肪酸分析、pH測定及びエネルギー量の測定、6)ヘパトカインの変化とインスリン抵抗性の関連性の解明と肥満2型糖尿病(T2DM)患者の糖代謝改善機序の解明に必要なデータの集積を継続して行うことができた。国内外ではさまざまな研究に制限が生じており、研究の継続を一時中断せざるを得ない状況である。その中で、データ集積を継続できたことは、今後の進捗に大きな影響を与えると考えている。 次年度は、引き続き肥満外科手術症例のデータの蓄積を継続しながら、解析も行っていく。今後も新型コロナウィルス感染の影響は避けられないことも考慮しながら、本研究を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究初年度は、2019年9月に大学の移転、また新型コロナウィルス感染の拡大等があり2020年3月までに肥満外科手術を10例施行できなかった。しかし、研究2年度の2020年度には17例に対してに肥満外科手術を施行することができ、合計で27例の症例蓄積ができているため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の手術ペースを保ちながら、研究項目である1)骨格筋量の測定、2)ヘパトカイン[selenoprotein P (SePP)とleukocyte cell-derived chemotaxin 2(LECT2) ]の測定、3)腹部CTによる内臓脂肪量と肝容積の測定、4)次世代シーケンサーを用いたメタゲノム解析による腸内・口腔内細菌叢の変化、5)糞便中の胆汁酸分析、有機酸分析、短鎖脂肪酸分析、pH測定及びエネルギー量の測定、6)ヘパトカインの変化とインスリン抵抗性の関連性の解明と肥満2型糖尿病(T2DM)患者の糖代謝改善機序の解明のため、解析を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19感染拡大の影響により、当初参加予定であった学会がWebに変更になるなど現地参加ができなかった。そのため、学会参加に見積もっていた費用を使用できず、次年度使用額が生じた。
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