2019 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K11799
|
Research Institution | Tohoku Womens College |
Principal Investigator |
飯泉 恭一 東北女子大学, 家政学部, 准教授 (30439351)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 綾子 順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 特任助教 (20833825)
川崎 広明 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (40531380)
久保原 禅 順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 教授 (00221937)
山倉 文幸 順天堂大学, 保健医療学部, 客員教授 (20053358)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | ニトロ化 / 一酸化窒素 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、研究機関を移動したこともあり、実験機器の購入とそれらを用いた実験系の構築を主に行った。本研究では、タンパク質の翻訳後修飾(主にタンパク質のニトロ化)を検出するためにウエスタンブロット法を用いる予定である。ウエスタンブロット法はSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法(SDS-PAGE)、その泳動パターンのポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜への転写、そして目的タンパク質(本研究では主にニトロ化を受けたタンパク質)の免疫反応を利用した検出からなる。このために必要な電気泳動装置、転写装置、検出装置を購入し、系の構築を行った。その後、構築した系と様々な試料を用いてウエスタンブロット法を実施し、特定のタンパク質や翻訳後修飾を受けたタンパク質の検出に利用可能であることを確認した。 本研究では、タンパク質の翻訳後修飾に加え、様々な遺伝子の発現変化(転写レベル)も確認する予定である。そのためにRT-PCR法を実施する系の構築も行った。RT-PCR法は、mRNAの逆転写、PCR法による目的DNA配列の増幅、そして増幅されたDNAの検出からなる。これらの実施に必要なサーマルサイクラー、DNA電気泳動装置、UV検出器および関連試薬を購入した。そして、様々な試料を用いて実施を試みた。その結果、RT-PCR法についても実施可能であることを確認した。 次年度以降はこれらの系を利用して研究を推進する予定である。なお、当初の実験計画では動物実験についても実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で消毒用エタノールの購入が困難となったため、次年度以降に延期することにした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で消毒用エタノールの購入が困難となったため、動物実験を次年度以降に延期することにした。
|
Strategy for Future Research Activity |
初年度は研究の遅れがあったが、次年度以降は予定通り研究を推進する予定である。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で消毒用エタノールの購入が困難となり、動物実験を次年度以降に延期することにしたため、予算の使用状況が当初の予定とは異なることとなった。
|