2022 Fiscal Year Annual Research Report
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19K11799
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Research Institution | Shibata Gakuen University |
Principal Investigator |
飯泉 恭一 柴田学園大学, 生活創生学部, 准教授 (30439351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 綾子 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 特任助教 (20833825)
川崎 広明 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (40531380)
久保原 禅 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (00221937)
山倉 文幸 順天堂大学, 保健医療学部, 客員教授 (20053358)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アレルギー / 運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までの研究で、本研究におけるモデル動物としてNC/Ngaマウスが有用であることが明らかとなったので、本年度は同マウスを用いて運動の効果を確認した。 5週齢のNC/Ngaマウス(雄)を購入し、運動群と対照群の2群に分けた。1群は3匹の動物で構成した。運動群は1日に3時間の自発的運動を行わせた。運動は回転式のカゴがついた運動装置(夏目製作所 マウス回転式運動量測定装置)を用い、運動量として回転数を記録した。なお、運動中にも餌および水が自由に摂取可能な環境として、動物福祉に配慮した。運動の期間は3週間として、その期間は毎日自発的運動量(回転数)を測定した。対照群は運動群と同環境に置いたが、運動装置には移さなかった。 運動群の回転数は概ね4000回転/日ほどで、実験期間を通して大きな変動はなかった。各動物間においても回転数に大きな差は認められなかった。なお、運動群と対照群において体重の違いはほとんどみられなかった。動物実験終了後、麻酔下で血液を採取した。血清を調製後、アレルギー反応の指標として免疫グロブリンE(IgE)の濃度を測定したところ、対照群との有意な差が認められた。今後、IgE以外の指標による確認が必要であるが、自発的な運動により、本モデル動物のアレルギー反応が抑制された可能性がある。現在、IgE濃度の抑制機序を明らかにするため、1次元および2次元のポリアクリルアミド電気泳動法・ウエスタンブロット法を用いて採取した試料の詳細な分析を行っている。
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