2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K11870
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
松田 眞一 南山大学, 理工学部, 教授 (20209555)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 多重比較 / 分割表 / 遺伝的アルゴリズム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、分割表に多重比較を適用することを主とする研究である。研究目的は大きく分けて2つあり、一つは分割表の併合に関する多重比較であり、もう一つは分割表の分解に関する多重比較である。 2020年度は2年目として1年目の基礎的な研究を受けて発展させる予定であったが、2019年度は諸般の事情により元の目的の半分程度の進捗であったため、基礎的な研究の続きを行う予定に変更された。しかし、コロナの影響でそれすらもままならず、2つの大きな目的は以下の通りに推移した。 分割表の併合に関する研究は、当方と共同研究者の環境が激変し、共同研究者との打ち合わせが進まず、2019年度に打ち合わせたものから進まなかった。 一方、分割表の分解に関する研究は、2019年度は全く進まなかったものの、2020年度は研究の糸口を見つけ、遺伝的アルゴリズムの利用に関する方針が立ったため、学会の研究会で報告するところまで進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先に述べたように、2019年度は進められた分割表の併合の方が2020年度は進まずに遅れが生じ、2019年度は遅れていた分割表の分解の方が2020年度に進展があった。 元々4年間の計画でゆとりをもって考えていたため、全体としてはこれでもやや遅れている程度で済んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
目的のうち、分割表の併合に関しては共同研究者の方も落ち着き、オンラインベースで打ち合わせを行う環境が整ってきた。2021年度中に論文投稿を目指して進めていく予定である。 一方、分割表の分解に関しては糸口が見つかったため、今後はプログラミングを行い、シミュレーションに進む予定である。シミュレーションの結果次第であるが、2022年度となる最終年度には何らかの形で発表できるようになるよう努める。
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Causes of Carryover |
当初の予定であった学会出張や共同研究者との打ち合わせはすべてコロナで中止となった。オンラインでの学会参加は行ったが、参加に関わる消耗品と参加費だけなので少額となった。2021年度はこれらを使いたいと考えるが、2021年度の元々の予算もあり、消化できたとしても2022年度まで繰り越すことが考えられる。(コロナの影響はまだ残っており、2021年度の消化もそのまま進むとは考えにくい。) 2022年度にはこれらを解消するように努めるが、コロナの影響であり、無理には使わず最後は配分額のいくらかを返上することも検討する。
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Research Products
(1 results)