2022 Fiscal Year Research-status Report
Disparity Modifications and Cognitive Functions in Virtual Reality
Project/Area Number |
19K12071
|
Research Institution | Sagami Women's University |
Principal Investigator |
金 相賢 相模女子大学, 学芸学部, 講師 (60708840)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 両眼立体視 / HMD / 眼球運動 / 認知特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は研究実績には至っていないものの、両眼立体視を用いた刺激を作成を試みて、いくつかの知見を得ている。点群データによる立体空間の形成や、立体図に触れることで奥行き知覚から起因する触覚を誘発する可能性がある。2023年度は知見を元に両眼視差と外界の空間構造と幾何学的に対応による空間認知と、触覚に与える影響についてまとめる予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今回の研究ではHMDの視聴環境を対象に、物理的、心理的、生理的指標を用いて人間工学的評価を行っているが、対象デバイスや測定装置とも参加者に装着を求める必要性があるため実験が難しく遅れが出ている。
|
Strategy for Future Research Activity |
非接触デバイスとして空間再現ディスプレイを導入し、実験システムを構築することを検討している。今後、単純刺激の作成を行い、視差情報が注意・長期記憶・選好・方向判断といった認知過程に与える影響について定量化していく予定である。
|
Causes of Carryover |
2022年度には既存の設備を通して実験刺激の作成を行なったため支払いが生じていない。2023年度に非接触で実験可能なデバイスを購入し、実験を実施する予定である。
|