2022 Fiscal Year Research-status Report
A Study on Systematic Resolving of Cognitive Divide between Human and Robot
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19K12109
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
横田 将生 福岡工業大学, 付置研究所, 研究員 (50112313)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自然言語理解 / 人間ロボット相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、5年(2019-2023年)計画で、人間の主観的知識を心の機能モデルを介して体系的に接地可能な形式で表現・計算する演繹システムを構成し、ロボットの時空間言語理解機能の核として実装し仮想的な人型ロボットでのシミュレーションを試みている。今年度は、年次計画に基づき大きく3項目((1)単語句の意味分析・記述、(2)主観的法則の抽出および形式化、(3)心の機能モデルの精緻化)に亘って研究を遂行し、良好な結果を得た。研究成果は国際会議論文3件および国内ワークショップ論文6件として公表した。 また、下記、論文[6]はHonorable Mention Awardを受賞した。今年度は実対面発表の機会が多く、研究発表と討論の機会を十分に得ることができた。そのため、研究成果へのフィードバックが期待以上に進み、大いに本研究の将来性を見通すことができた。 今年度は、日本バーチャルリアリティ学会の研究会での発表も行い、活動の幅を広げてきた。これは仮想キャラクタ(アバター)に、人間の言語理解能力を移植するという試みで身体的のみでなく精神的なデジタルツインの実現を目指したもので、今後の研究をこのように拡張的に推進する予定である。また、生成系の人工知能ChatGPTがOpenAIからリリースされ世間の注目を浴びる性能を見せている。その自然言語処理能力は実際には理解の域には達しておらず、その証拠を使用結果を添えて、国際会議および国内学会研究会で公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度は実対面発表の機会が多く、研究発表と討論の機会を十分に得ることができた。そのため、研究成果へのフィードバックが期待以上に進み、大いに本研究の将来性を見通すことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、日本バーチャルリアリティ学会の研究会での発表も行い、活動の幅を広げてきた。これは仮想キャラクタ(アバター)に、人間の言語理解能力を移植するという試みで身体的のみでなく精神的なデジタルツインの実現を目指したもので、今後の研究をこのように拡張的に推進するための方策の一環である。
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Causes of Carryover |
コロナウイルスの影響で使用できなかった旅費累積の結果。
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Research Products
(9 results)