• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Annual Research Report

活超高齢社会の実現に向けた携帯できる散歩促進ロボットの開発

Research Project

Project/Area Number 19K12178
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

森 善一  茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (70305415)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山中 克夫  筑波大学, 人間系, 准教授 (50282314)
竹田 晃人  茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (70397040)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords高齢者 / 閉じこもり / 携帯型ロボット / 散歩 / リハビリテーション / インタラクション
Outline of Annual Research Achievements

令和5年度は,コロナ禍の影響で遅れていた長期実験を行った.65歳以上の3名(80代男性,70代男性,80代女性)の高齢者に対し,約2週間におよぶ実験を行った.
<高齢者の閉じこもり傾向改善に対する実証実験 [担当:森]>
ロボットは,親機・子機型となる.携帯型の子機の外形はティッシュボックス程度であり,比較的リアルな柴犬の外観としている.親機は小型モニタを前面にもつ犬小屋を見立てたものであり,子機はその上に置かれ,一体感のあるハードウェアを完成させている.実験期間中,電源が落ちるなどのトラブルにも見舞われることがあったが,迅速に修理・対応することにより,実験を中断することなく,実施することができた.以下に,その結果をまとめる.
(1) ロボットについて: (a)散歩中にする会話が一人での散歩のモチベーションにつながっている.(b)散歩後の歩数記録画面がとても良い.これにより,頑張りが視覚的にフィードバックできる.(c)機能を増やすことは汎用性の面でメリットがあるが,想像以上に十分にシンプルで直感的なユーザーインターフェースでないと,高齢者は使いこなせないことが多い.
(2) 会話について: 会話において,「内容」と「間」が重要な要素となる.(a)返答がないと寂しい.(b)「ワン」などの鳴き声よりも,言葉による返答の方が楽しい.(c)TPOに合った言葉が望ましい.
(3) 生き物らしさについて: (a)感情表現(嬉しいときに「しっぽ振る」や,跳びついてくるなど)が,もう少しあると良い.(b)肉声による人間らしい抑揚も感情表現に寄与する.

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi