2021 Fiscal Year Research-status Report
若者の社会貢献意欲の育成を目的としたやる気・意欲の可視化および評価
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19K12195
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
大西 厳 広島国際大学, 健康科学部, 准教授 (40290803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒生 弘史 大正大学, 心理社会学部, 教授 (10334640)
浅野 裕俊 香川大学, 創造工学部, 准教授 (70453488)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 感性計測評価 / 感性メンタルサポート / やる気 / 意欲 / 集中力 / 観察力 / 視線計測 / 可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請課題「若者の社会貢献意欲の育成を目的としたやる気・意欲の可視化および評価」を遂行するにあたり、令和2年度に引き続き、令和3年度はアイトラッキングによる注視線情報を獲得し、やる気・意欲レベルを向上させる要因の特定をおこなった。 令和3年度の研究において、申請者らは被験者に非接触・非拘束の状態でyoutube講義動画を視聴してもらう実験を実施した。被験者のグループを2つに分け、1つのグループには話者がジェスチャーを交えて講義する動画、もう1つのグループには話者が静止画の講義動画を使用した。アイトラッキングによる視線情報を解析することにより、ジェスチャーを交えて講義する動画を視聴した学生は、ジェスチャーのない動画を視聴した学生よりも、その講義内容の理解度が向上し、集中レベルおよび意欲が高くなる可能性を示した。 また、アバターを用いたカウンセリングシステムにおいて、白衣を着たアバターとカジュアルな服を着たアバターを用意し、それぞれに重い相談内容と軽い相談内容を場面想定法によって実施した。その結果、カジュアルな衣装のアバタよりも白衣を着たアバタの目の周辺をよく見ていることを確認し、白衣のポジティブな効果が客観的行動指標に表れる可能性を示した。 これらの研究成果は「講義動画における話者のジェスチャーが学習者に及ぼす影響」第23回日本感性工学会大会、オンライン開催、講演番号1D01-10-06、(2021.9). および「カウンセラーアバタの見た目と相談状況の違いが自己開示の意思に及ぼす影響」第23回日本感性工学会大会、オンライン開催、講演番号1D01-10-02、(2021.9). において発表している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初令和3年度において、心理評価実験による被験者からの生体情報およびやる気・意欲の評価レベル値の獲得を完結する予定であったが、Covid-19による感染症拡大防止の対応により十分な被験者数を集めることができなかった。また、Covid-19感染症予防の観点から、実験方法の一部を再構築する必要が発生し、実験開始時期も大幅な遅れが生じてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度において Covid-19感染症拡大防止に対応した心理評価実験の環境構築を完了している。実験室の換気・空調システムの構築、アルコールスプレーの設置、マスク着用時の生体情報計測など、多くの問題点は既に解決している。また、やる気・意欲に影響を与える因子として、光環境の要素を新たに追加した実験課題に取り組んでいる。 令和4年度において、できる限り早い時期に実験を完了し、研究期間内にデータ解析、やる気・意欲の可視化、評価を実施する計画である。
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Causes of Carryover |
COVID-19感染拡大防止の協力要請に応じ、計画していた実験の一部が未実施になり、令和4年度にも実施する必要が発生したため。
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Research Products
(4 results)