2020 Fiscal Year Research-status Report
再エネ大量導入によるプロシューマ行動の創発に関する総合的研究
Project/Area Number |
19K12444
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
尾形 清一 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (60622991)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
手塚 哲央 京都大学, エネルギー科学研究科, 名誉教授 (60163896)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | デジタルトランスフォーメーション |
Outline of Annual Research Achievements |
エネルギープロシューマがエネルギーシステムなどに与える影響を考察しているが、ドイツ等では、家庭用電力(購入)料金は、2018年現在、約エネルギープロシューマ(太陽光+ 蓄電池)のコスト( 均等化発電原価) は、約28EURcent/kWhまで低下しているケースもあり、そのコストが、電力購入料金よりも低下するというストレージパリティ(蓄電池の損益分岐点)に達している。この傾向は、電力系統からの電力購入料金が上昇している地域や国では蓋然が高くなっている。また、このような分析に加えて、エネルギープロシューマに関する行動分析などを行い、アンケート調査などを活用してデータを集め、様々な角度からエネルギープロシューマに関する研究を実施している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
感染症対策のため、当初の研究計画を変更した部分もあるが、WEBアンケートの実施などによるデータ収集が予想以上に的確に実施でき研究は順調に進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
感染症対策の影響で2020年実施予定であった分析について、感染症対策を行いながら、2021年度、再度実施することを検討している。
|
Causes of Carryover |
感染症対策のため一部の研究計画において、データ収集に関わる研究手法を変更したため、費用を抑制することができたため。
|
Research Products
(1 results)