2022 Fiscal Year Research-status Report
トランスナショナルな老親介護と老後生活―中国朝鮮族の事例から
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19K12504
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
宮島 美花 香川大学, 経済学部, 教授 (70329051)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 朝鮮族 / 社会保障 / トランスナショナル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度(2022年度)も、コロナ禍の影響で、中国への渡航制限が続き、中国吉林省朝鮮族自治州における調査が困難であった。日本在住の対象インフォーマントを見つけ、海外調査が実施できない代替としての国内調査を行うことにし、設定を試みたが、特に高齢家族のいる家庭の構成員との面談の設定は困難であった。そのため、入手可能な文献・資料を用いた調査や検討などを行い、予算の大半を翌年度に繰り越し、次年度以降に調査を試みることとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度(2022年度)も、コロナ禍の影響で、中国への渡航制限が続き、中国吉林省朝鮮族自治州における調査が困難であった。日本在住の対象インフォーマントを見つけ、海外調査が実施できない代替としての国内調査を行うことにし、設定を試みたが、特に高齢家族のいる家庭の構成員との面談の設定は困難であった。そのため、入手可能な文献・資料を用いた調査や検討などを行い、予算の大半を翌年度に繰り越し、次年度以降に調査を試みることとした。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間の延長年度となる2023年度においては、まず、第1案として、中国吉林省朝鮮族自治州における調査の可能性を探り、渡航および調査が設定・実施できれば、その調査事例の検討をもって本研究のとりまとめに入る。上記の案が不可能であった場合は、第2案として、日本在住の対象インフォーマントを見つけ、海外調査が実施できない代替としての国内調査を行うことにし、その調査事例の検討をもって本研究のとりまとめに入る。第2案も、高齢家族のいる家庭の構成員との面談の設定が困難などの理由で、不可能であった場合は、第3案として、入手可能な文献・資料を用いた調査や検討などを行い、特に各国の制度検討の部分を中心にとりまとめ、いったん研究の締めくくりを行いたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍による渡航制限で調査の延期。
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