2020 Fiscal Year Research-status Report
A research on global leather industry designating Santa Croce as a starting point
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19K12510
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
西村 祐子 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (80276451)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 皮革 / ブランディング / グローバルファッション / ポップカルチャー |
Outline of Annual Research Achievements |
研究成果は2021年上半期に上梓の岩波新書「皮革の魔力ーグローバルファッションとブランディングのいま」に提示する。コロナ禍により、2020年度の出版ではなく、ポストコロナ禍を見越した内容とするため、2020年度1年をかけて加筆を行い、Zoomによるセミナーを数回開催した。具体的には2019年から2021年にかけて共同研究者のマイク・レッドウッド教授と調査地域である日本の龍野市の皮革業者との間でのZoomによる半公開セミナーをおこない、皮革産業生き残りのための提案をおこなった。現在英語での地域ブランディングについての論文も執筆中であり、2021年度上半期に論文として出版される。今後1年かけてさらに統合的な日本の皮革産業とブランディングについての論文を執筆する予定である。また、Zoomによる会議によって広く海外から情報を集めつつ、コロナ禍が収まった時点で欧州(特にイタリア)および北アフリカ(特にモロッコ)を中心とした研究調査をおこないたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍で一旦昨年度上梓予定の書籍に加筆修正する必要ができたが、そのために海外や国内の情報提供者とさらに密な情報交換ができ、本年度上半期に出版できる予定となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
岩波新書からの発刊により、一般向けの広いアピールができるだけでなく、日本の皮革産業とイタリアの皮革産業の交流などを支援していきながら研究成果を英語で発表していきたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍によって予定していた欧州および北アフリカ調査旅行が不可能となったため。
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Remarks |
上記に加え、3本の論文を収録し、セミナービデオもアップロードした。
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