2021 Fiscal Year Research-status Report
アフリカのサバンナ地帯における植物の採集、流通、消費:人―植物関係の超地域的展開
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19K12534
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Research Institution | Tsuda University |
Principal Investigator |
八塚 春名 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (40596441)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自然資源利用 / タンザニア / 食用植物の流通と消費 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度前半は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、予定していた海フィールドワークは実施できなかった。その代わりに、書籍を読み込むことと、これまでの研究成果をまとめた形で、論文を執筆した。 後半は、3月に現地調査に行ける見込みができてきたため、現地調査実施のための準備を進めた。また12月以降、タンザニアの新聞をチェックし、現地の情報をこまめに収集することも始めた。以上の準備が功を奏し、2022年3月に2年ぶり、2週間のタンザニア現地調査を実施することができた。 現地調査では、主にタンザニア中央部のドドマ州において、植物利用と採集にかかわる聞き取りを実施した。さらに調査に行けなかった2年のあいだの地域の変化についても聞き取りを実施し、調査地におけるダム開発計画が進んでいること、またそれに伴う移住も既に始まっていることが聞き取れ、今後数年間のあいだに、人びとの生業活動や植物をはじめとする自然資源の利用に大きな影響が及ぶことが予測された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2年間にわたる新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、当初の計画よりもやや遅れている。とくに、現地調査を2年間実施できなかったことが、課題遂行に影響を及ぼしている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度はタンザニアにおける現地調査を実施する予定である。また、新型コロナウイルスの状況を見ながら、当初予定していたガーナにおける現地調査も改めて計画を進めたい。さらに、これまでの成果を英語論文としてまとめて、ジャーナルに投稿したいと考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、夏に予定していた長期の現地調査ができなかったため。2022年は可能であれば2度の現地調査を希望しているので、次年度使用額は十分に使用可能だと考えている。
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