2021 Fiscal Year Annual Research Report
Application of illusion effect to the roundabout traffic system
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19K12674
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Research Institution | University of East Asia |
Principal Investigator |
星加 民雄 東亜大学, 芸術学部, 客員教授 (10331068)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 錯視効果 / イメージハンプ / 一般公道 / 坂道 / 速度抑制システム / ラウンドアバウト交差点 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に合わせ「錯視アート2021・星加民雄展」を島田美術館(熊本市)で実施した。展示内容は研究テーマに即した錯視アートの筆者の作品に加え、ゲストサイエンティストとして杉原幸吉氏(明治大学)および北岡明佳氏(立命館大学)、宮崎桂一氏(千葉大学)をお迎えして、科学的アプローチによる作品展示を行なった。また、これまでの研究成果をまとめたパネル展示も行い、同時にシンポジウムを開催した。シンポジウムの内容は「イリュージョンの科学とアート(錯視効果の交通システムへの活用)をテーマに実戦に向けた具体的な提案を行った。個展開催の内容は熊日新聞での報道、ならびに読売新聞による錯視効果の交通システムへの活用に関する大々的な報道も重なり、その発信成果が熊本県菊池市の地元住民にも伝わり、住民からの要望や菊池市の動きとも重なり、一般公道での施工が実現した。施工日時は2012年3月16日、設置場所は熊本県菊池市龍門地区坂道公道。 その他、今年度に実施した論文投稿、研究発表および講演等は以下の通り。 4月、第71回モダンアート展に「十二単・萌黄」を東京都美術館に出展し、アーティストトーク特別講演を担当した。作品解説に加え、錯視効果の交通システムへの活用に向けた取り組みについても紹介し反響を呼んだ。一方、8月、茨城県つくば市において開催された根本健一の世界(講演と展覧会)においては、郷土文化研究家で元つくば市長、筑波大学の山本幸子氏とともに、「つくばのアートとその応用展開」をテーマに講演した(司会は筑波大学名誉教授の蓮見孝氏)。また2022年3月、明治大学「現象数理学」研究拠点共同研究集会『第 16 回錯覚ワークショップ』において、「坂道での速度抑制を目的とした錯視効果によるイメージハンプ施工に向けて」と題して40分の講演を行なった。
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Research Products
(1 results)