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2019 Fiscal Year Research-status Report

Development and examination of journal metrics based on the diversity of authors' affiliation

Research Project

Project/Area Number 19K12695
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

池田 潤  筑波大学, 人文社会系, 教授 (60288850)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 逸村 裕  筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (50232418)
芳鐘 冬樹  筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30353428)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords学術誌 / 評価 / 指標 / 著書所属 / 多様性
Outline of Annual Research Achievements

申請時の計画では、1年目は、科学技術振興機構(JST)のJ-STAGE所収の学術誌から選んだ152誌について、2017年に絞った47,606件のメタデータを対象に、①名寄せ成功率を上げる工夫、および②J-STAGEのメタデータにおける表記の揺れを解消するための工夫に取り組む予定であったが、計画を前倒しして、対象を3年分に広げて①と②に取り組んだ。143,210のメタデータについてiMDを算出する過程を可能な限り自動化することを試み、機関名に誤りがあると推測される場合は「ゆらぎ処理」を行なった。その結果、手作業なしでも85%までiMDの算出精度を上げることができたが、これ以上に精度を上げるには学協会によるJ-STAGEへの入力の精度を上げる必要があるという結論に達した。年度末に、以上の研究結果をまとめた報告書をJSTに提出した。
これと並行して、Tsukuba Indexに2017年のデータを追加し、対象データを精選したバージョン1.1を公開した。算出されたiMDを分野や言語別に集計し、数値の信憑性や補正の必要性を検証する作業も鋭意進めている。そのために、学生アルバイトを雇用し、人文社会系の研究成果の可視化や研究評価の多様化に貢献する次世代の人材の育成に努めた。1年目の成果の一部は、国内のシンポジウム(地球研・統数研共同研究キックオフシンポジウム、招待パネリスト)および国際学会で発表した。同シンポジウムは国内の専門家諸氏からiMDの取り組みに対するレヴューを受ける好機ともなった。また、オープンサイエンスを推進する英国F1000の幹部が来日した際に筑波大学に招聘し、筑波大学のオープンサイエンスについてiMDを含めてレヴューを受けた。
知財に関しては、商願2018-010233(平成30年1月25日出願)の拒絶査定不服審判が審決し、年度内に商標の登録が認められた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は、著者所属の多様性に着目した学術誌の評価指標であるiMDについて(a)算出方法開発と(b)検証を行うことを目的としているが、(a)については2年目に予定していた計画も含め、前倒しで研究が進んでいる。また、(b)に関連して2年目に予定していた国際学会での成果発表も実現した。他方、海外の学術誌への投稿は実現していない。計画以上に進んでいる部分とやや遅れている部分とを総合的に判断すると、おおむね順調に進展していると言える。

Strategy for Future Research Activity

本研究は、著者所属の多様性に着目した学術誌の評価指標であるiMDについて(a)算出方法開発と(b)検証を行うことを2本柱としているが、このうち(a)については前倒しで研究が進んでいるので、2年目は(b)に重点的に取り組む。また、1年目に実現しなかった海外の学術誌への投稿も含め、成果の出版にもいっそう力を入れていきたい。併せて、特願2017-138751の特許申請も行う予定である。

Causes of Carryover

非常勤研究員の雇用を予定していたが、適任者がいなかったため、学生アルバイトで代用した。非常勤研究員と学生アルバイトの単価の違いから次年度使用額が生じた。

  • Research Products

    (3 results)

All 2019 Other

All Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results,  Invited: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 総合討論2019

    • Author(s)
      津田敏隆、杉原薫、池田潤、山田礼子
    • Organizer
      地球研・統数研共同研究キックオフシンポジウム「研究力評価に向けた様々な指標作り:人文学指標、学際指標、超学際指標、共同利用・共同研究指標」
    • Invited
  • [Presentation] Analysis of the relationships between academic research fields based on co-occurrence of journal categories2019

    • Author(s)
      Takei, Chizuko; Yoshikane, Fuyuki and Itsumura, Hiroshi
    • Organizer
      17th International Conference of the International Society for Scientometrics and Informetrics
    • Int'l Joint Research
  • [Remarks] TSUKUBA index 1.1

    • URL

      https://icrhs.tsukuba.ac.jp/tsukuba-index/

URL: 

Published: 2021-01-27  

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