2021 Fiscal Year Research-status Report
光増感剤内包型アップコンバージョン粒子を活用した細胞深部がん治療の展開
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19K12813
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Research Institution | Yonago National College of Technology |
Principal Investigator |
粳間 由幸 米子工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (70442457)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小沼 邦重 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (90597890)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 光線力学療法 / 近赤外 / アップコンバージョン / ナノ粒子 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は作製したアップコンバージョンナノ粒子をTEM-EDXにて分析を行った。結果として、粒子の中にY, Yb, Er, Tmが含有していることを明らかにした。さらにHeLa229細胞に対してナノ粒子の取り込み試験を行い蛍光顕微鏡にて観察を行った。結果、全細胞に対して良好な細胞への取り込みを確認することができた。しかし、より詳細な条件検討を行う必要があると考えられる。計画ではin vivoにおいて実験を行う予定であったがCOVID-19により実験室への入室制限などもあり実施することが出来なかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年までの研究で得られた知見を利用して、in vivo実験を行う予定であったがCOVID-19の影響もあり、予定より僅かに遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年3月で研究期間を終える計画であったが、COVID-19により所属機関の研究施設への立ち入りが出来ないなど問題があり期間延長を行った。残りの期間では、in vivoでの実験や学会発表を精力的に行う予定である。
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Causes of Carryover |
令和3年度は、COVID-19により研究活動が思うように出来なかったことに加え、学会発表も満足のいく活動が出来なかったため経費の余剰分が発生した。
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