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2023 Fiscal Year Research-status Report

研究倫理コンサルテーションの質保証のための必須記録項目および記録システムの開発

Research Project

Project/Area Number 19K12876
Research InstitutionNational Cardiovascular Center Research Institute

Principal Investigator

會澤 久仁子  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 室長 (80530162)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楊河 宏章  徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (50263827)
土井 香  関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (50505097)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywords研究倫理 / 倫理コンサルテーション / 質保証 / 記録
Outline of Annual Research Achievements

1) 9月と12月に班会議を開催し、以下の成果について口演発表した。先行研究に基づき運用してきたRECS記録項目について、国内数機関における聞き取り調査の結果も踏まえ、必要な記録項目を協議して抽出整理した。その結果、従来のRECS記録項目についてまず内容面で4カテゴリーに分類したうえ(受付対応、依頼者、研究・依頼内容、回答対応)、必須項目(10)、推奨項目(30)、追加項目(10)に分類した(計50項目)。必須10項目は、いつ、誰が、どこの誰から、どんな研究のどんな倫理的課題についてどのように依頼を受け、どのように回答したかを、主に記述する項目である(整理番号、依頼年月日時、筆頭依頼者氏名、所属、職名、依頼聴取日時・手段・研究要旨・倫理的課題要旨、追加調査要旨、回答日時・手段・要旨、報告整理日時、対応・記録 未/済)。また、推奨30項目は、主にこれらの必須項目の記述をカテゴリーに分類し、対応時間を記録するとともに、関連情報や事後参照のための項目を選定した。さらに、依頼手段や依頼者評価、自己評価等のカテゴリー分類を追加項目とした。以上のようにRECSの記録項目を必須項目と推奨項目、追加項目に分類することで、RECSの実践状況に応じて記録項目の追加や省略が容易になり、RECSの適切な記録と評価につながると考えた。
2) 研究代表機関での倫理コンサルテーションは175件であった(昨年度比0.88倍、月7~27件、平均15件)。うちRECSは156件(89%)であった。記録欠損件数も53/175(30%)で昨年度比0.88倍であったが、月毎の記録欠損割合は0/13~10/13件(0~77%)と幅が大きかった。欠損項目及び理由の詳細は未調査であるが、対応件数との関連や、他業務の影響があったと考えられた。5月半ばから済/未済欄の改修を行ったが効果の程度は未検証である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究成果について学会発表を行ったが、未だ論文化には至っておらず、さらなる研究推進方策について十分検討できなかったため。

Strategy for Future Research Activity

班会議をより頻回に開催し、議論を深め、必須記録項目を含む記録システムの項目と手引(考え方やヒント)について一層の取りまとめを進めたい。

Causes of Carryover

当年度も業務多忙のため国内外の複数の学会に参加することができなかったため。また非常勤研究員の雇用を検討したが実現に至らなかったため。引き続き、国内外の学会出張や、非常勤研究員の雇用についても検討し、情報収集やRECSの体制強化に努めたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 研究倫理コンサルテーションサービスに必要な記録項目の検討2023

    • Author(s)
      會澤久仁子、土井香、楊河宏章
    • Organizer
      第44回日本臨床薬理学会学術総会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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