2020 Fiscal Year Research-status Report
マイクロ波レーダーを用いた単一センサでの非接触血圧変動推定と健康管理への応用
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19K12884
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
鈴木 哲 関西大学, システム理工学部, 准教授 (50306502)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
孫 光鎬 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (80756677)
星賀 正明 大阪医科大学, 医学部, 教授 (90309154)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 血圧変動 / 非接触 / 推定 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は,①Vitro 評価系と生体計測システムのプロトタイプを用いた検証実験,②被験者の協力による検証実験,および,③患者の協力による臨床調査,の3点が当初予定となっており,予定通りに検討を行った.新型コロナウィルスによる非常事態宣言もあり,一部予定とは異なった対応をせざるを得ない状況となったものの,概ね予想通りの結果を得ることができた. まず,Vitro 評価系とプロトタイプを用いた検証実験については,ブタの頸動脈を用いたEx-vivo実験装置を開発し,前年度開発した血圧変動の推定式およびレーダーセンサを含む生体計測システムのプロトタイプを用いて評価実験を繰り返し実施した.結果として,実測と推定値の間には高い相関を確認し,前年度検討した推定式の有効性が確認できた. また,被験者の協力による検証実験についても,前年度パイロットとして実施した血圧変動を生じさせるための2種類の負荷を与えた実験を予定通り継続して実施した.特に拍出量変化に伴う血圧変動については,推定結果も良好であることを確認した. 一方,臨床調査としての患者に対する検討については,今年度は準備に留まり,次年度の課題として残された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床調査については,新型コロナウィルスによる非常事態宣言の影響もあり,医療機関での調査が困難であったが,それ以外のプロトタイプ開発,Vitro評価系の開発,および推定式の開発と検証実験もそれぞれ順調であり,良好な結果も一定程度得られていることから,順調に進められていると判断できる.
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Strategy for Future Research Activity |
血圧変動の推定式については,末梢血管抵抗変化に起因する血圧変動の推定精度が低くなったことから,これを向上させる検討を継続する予定である. また,Vitro評価系については,皮膚の状態による変化や影響を考慮することが可能なシステムへの改良が可能か検討することとする. なお,患者の協力による臨床データ収集については,新型コロナウィルスの影響もあることから,医療機関の状況も考慮しつつ調査を実施する予定である.
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Causes of Carryover |
当初計画では情報収集や国内学会参加を検討していたが,新型コロナウィルスの影響で取りやめとなったことから,次年度使用額が生じた. 今回生じた使用額については,引き続き学会参加に使用予定であるが,新型コロナウィルスの影響が継続し参加が困難である場合は,臨床データ収集に関する調査に引き当てる予定である.
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Research Products
(1 results)