2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a system for evaluation and support of swallowing function
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19K12898
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
村田 尚道 岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (10407546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五福 明夫 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (20170475)
山本 昌直 岡山大学, 大学病院, 助教 (60712859)
江草 正彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (90243485)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 摂食嚥下機能 / 支援システム / 嚥下訓練 / メンデルソン手技 / 嚥下障害 / 嚥下評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】 申請者らが作成した嚥下機能の評価・支援システムは、嚥下時に挙上する喉頭の動きを評価したり、その動きを支援することが可能なシステムである。 昨年度に喉頭 隆起の形態に影響されないよう、ジャミング転移現象を応用した剛性可変グリッパを用いた可変支持部を組み込んだシステムを作成した。 今年度は、支援システムの操作方法を簡易化することを目的とし、システム駆動のタイミングを嚥下時に生じる音(以下、嚥下音)で行うため、嚥下音の解析および起動タイミングについて検討を行った。 【方法】 対象は、嚥下機能に問題のない20代男性(ボランティア)3名である。対象者の嚥下音を5回ずつ聴取し、ウェーブレット解析により、嚥下開始から喉頭挙上までの時間および下降時間を算出し、嚥下開始からシステム駆動までに必要な時間を算出した。嚥下音の聴取及び解析は、咽喉マイク(SH-12jk、NANZU社)、解析ソフトMATLAB Wavelet Toolbox(Math Works社)を使用した。 【結果および考察】 嚥下開始から喉頭挙上までの時間および下降までの平均時間は、0.79±0.15秒および1.22±0.21秒であった。よって、システムを駆動させて喉頭挙上を保持させるための時間は、0.42±0.17秒と算出された。 喉頭挙上を支援するために支持部が移動するまでの時間は、約0.4秒必要である。そのため、嚥下音をウェーブレット変換を用いて喉頭挙上のタイミングを図ることにより、システムを自動的に駆動させ、喉頭挙上の支援ができると推察された。ただし、嚥下音には個人差があり、嚥下自体が短い場合には困難となることが考えられた。
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Research Products
(1 results)