2023 Fiscal Year Research-status Report
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19K12941
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
小城 拓理 愛知学院大学, 総合政策学部, 准教授 (10733040)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 社会契約論 / ロック / フィルマー / 政治的責務論 / 同意論 / 公正原理 / 正義の自然的義務 / 関係的責務論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は日本の現状を踏まえた移民の倫理学を構築することである。本年度は民主主義の源の一つである近代の社会契約論の継承と断絶に焦点を当てた。具体的には、社会契約論がヒュームや功利主義、歴史主義の批判を受けてどのように変容し、継承されていったのかを18世紀から20世紀にかけて追究した。その結果、20世紀の契約論者は近代の社会契約論を換骨奪胎することでロックに代表される社会契約論への批判をかわす努力をしていたことが明らかになった。なお、本年度に育児休業を取得したため、研究を一時中断した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため国内外の出張はかなわなかったこと、そして育児休業により研究を一時中断したことでやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
育児休業から復帰したことで研究を本格的に再開する。具体的には文献研究を進めると同時に可能ならば国内外の研究出張を遂行する予定である。
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Causes of Carryover |
育児休業を取得したことにより研究を一時中断したため次年度使用額が生じた。最終年度となる今年度では文献研究と国内外の研究出張に使用する予定である。
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