2020 Fiscal Year Research-status Report
Issues of theatrical industrialization policy in Japan
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19K13023
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
李 知映 成蹊大学, 文学部, 客員准教授 (70812618)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 劇場産業化 / 文化観光 / 公演観光 / 観光コンテンツ / 文化芸術立国 / 観光立国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は日本における劇場産業化政策の課題を検討することを第一目的とする。それを踏まえた上で、文化・観光・産業等を一体として捉えた新たな政策の提言を行う。 2年度目であった2020年度は新型コロナウィルス感染症の拡大の影響により、計画していた国内外の現地調査が行えず、先行研究及び今まで収集していた各資料等を中心に分析・考察を行った。 2020年度の研究活動を通じて得られた研究成果は、李知映「舞台芸術の産業化」(単著、松本茂章編『はじまりのアートマネジメント』、2021年3月、水曜社、202-216頁)と言うタイトルで出版された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究を進めていく上で、国内外の関連事例及び先行研究の徹底的な調査・分析・考察が必要であるが、その内の一つの軸である国内外の現地調査が、新型コロナウィルス感染症の影響により、全く実行できなかった。 それにより、その分遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
誰もが予測できなった事態、新型コロナウィルス感染症によって、私だちの健康や経済、日常生活に大打撃をもたらし、突如として重苦しい気分に巻き込まれている現況の中、芸術文化の復興、観光の復興、経済の復興に少しでも本研究が役立てるように念を入れて進めていきたい。 まずは国内の現地調査を視野に入れ、関係者インタビュー及び資料収集、課題分析等を行い、状況を確認しながら当初の計画通りの国外の現地調査も行い、今まで行なっていた研究をまとめていく。
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Causes of Carryover |
当初、令和2年度計画では、国内外の現地調査を主に行い、それらの事例の分析・考察をおこなう予定であった。しかし、新型コロナウィルス感染症によって身動きがとれなかったことから、実行することが出来ず、現地調査以外の研究を進めることにとどまったため、次年度使用が生じた。当初の計画通り、現況を確認しながら国内外の現地調査等を行う予定であるので、その際の旅費、人件費、謝金等に充てる。
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