2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of a new skill training emphasising on sensitivity training by improvizational music therapy
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19K13040
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Research Institution | Nagoya College of Music |
Principal Investigator |
長江 朱夏 名古屋音楽大学, 音楽学部, 講師(移行) (80795295)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 感性トレーニング / 職員研修 / 虐待防止 / コミュニケーションスキル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2019年度を通して行ったインタビューや本研究の下地となる理論的背景をまとめ、学会発表あるいは文献発表を目指していた。現時点では、発表・発行できていないが、学会発表を含め、調整中である。また、2020年2月の米国出張を踏まえ、非言語コミュニケーションや、人間の本来持つ「音楽性」に更に注目し研究を進めたところ、新たな参考文献との出会いもあり、本研究の根幹となる思想が改めて構築されつつある。現在、英文での発行も視野に入れ、寄稿可能な発表の場を探している。 2020年7月には、ニューヨーク大学主催で行われたノードフ・ロビンズ音楽療法のサマーコースをオンラインで受講し、COVID‐19ロックダウン状況下で行われているメンタルヘルスおよび医療従事者への音楽療法士の関りを知ることができた。医療従事者のバーンアウトへの対策・対応についても意見交換もでき、本研究にも参考となる話が伺えた。また、オンラインでのトレーニングにおいても、様々な工夫が施されており、音楽ワークショップの工夫など、大変参考になった。 本研究の軸となる、対人支援職(福祉施設での支援員、医療スタッフなど)への研修については、COVID-19の影響を受け、全く実施ができていない。一方で、大学業務の関連で耳にする情報から、現場でのニーズにより合うように、本研究のトレーニング・プログラム内容の改善を行っている。ニューヨーク大学のサマーコースを経験し、感染対策の観点からオンライン講習の検討も行ったが、協力者からの意見(座学的になるのではなく体験して学びを深めたい)や試行(本研究の内容をオンラインで試行)の結果、やはり対面での取り組みが重要であることを改めて確認することとなった。 現時点では、COVID-19の状況が落ち着き、対面での研修活動が行えるようになった際には迅速に動き出せるよう、下準備に専念している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID‐19 パンデミックの影響から対面での研修が実施できず、研究の推進ができない状況にある。また、学会誌や学会発表については、本研究研究者自身が関わる大学業務において、日本で初めてのノードフ・ロビンズ音楽療法士育成プログラムが2020年4月から開講され、この準備や業務に時間が注がれたため、本研究に予定していたほど専念できなかったことも否めない。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID‐19の状況が緩和され、対面による研修の実施が可能となるまで下準備に専念し、更なる理論構築の背景・文献調査を行う。また、2020年度中に発表もしくは出版を行うことを目標とする。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により、研究を計画の通りに進めることが困難となり、本研究は実質中断の状況にある。遠隔で対応できる範囲のことはオンラインで行っているが、本研究の根幹となる対人職を専門とする職員の研修は対面の想定であることから、COVID-19の状況が落ち着くまでは再開の見通しが立てられない。研修実施が可能となった時期には、国内・外への出張を伴う打ち合わせや研修の実施がスムーズに行えるよう、迅速に調整致します。 主な使用目的は、関係施設での研修実施にどもなう移動費や研究協力の謝礼、研究へのアドバイジングを専門家から受けた際の謝礼などが中心となる。海外出張が可能であれば、研修会やトレーニングへの参加も検討したい。
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