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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Cross-Disciplinary Study on the Exchange and Conflict of Japanese Artists Born in the 1930s

Research Project

Project/Area Number 19K13048
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

堀江 秀史  静岡大学, 人文社会科学部, 准教授 (10827504)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords寺山修司 / 1960年代日本 / シナリオ / 詩 / 映画 / メディア / ラジオドラマ / テレビドラマ
Outline of Annual Research Achievements

当初三カ年の計画で申請した本研究は、コロナ禍によって執行できなかった分の予算を使って期間の延長をさせていただき、2019から22年度まで継続された。
まず、最終年度にあたる2022年度は、成果を一般向け新書として公開するための調査及び執筆にエフォートを費やした。年度内の公刊には至らなかったが、着実に歩を進めており、23年度以降引き続き、早い段階での公刊を目指している。この間の活動としては、研究経験を大学生や高校生に講演のかたちで伝えた。また、成果物としては、大学人になるために経験したことを綴った「博論禍」を学術誌に寄稿したほか、研究で得た知見の社会還元として映画パンフレットに向けて解説文を書いた。なお、寺山修司研究者による共同研究(葉名尻竜一・立正大学教授代表)において、本研究関係者の聞き取り調査を行ない、映像編集と公開を担当した。これは、間接的に本研究の課題を進めることに役立った。
次に、四年間の研究の成果である。この期間の主な成果として、当初の計画通り、『寺山修司の一九六〇年代 不可分の精神』(白水社)と、『寺山修司の写真』(青土社)の二冊の研究書を上梓することができた。この2冊は、本研究において中心に据えるべき寺山修司のみならず、彼と同時代の多岐にわたるジャンルのアーティストたちを扱っており、1930年代生まれの芸術家たちの協働を整理し、その成果の意味を考察する本研究を遂行できたと考えている。
ここまでの研究のまとめとして、一般にむけた新書を出版する予定し、出版社において企画を認めていただいた上で、資料収集や現地調査など研究活動を行なったが、調査、研究の過程で、当初考えた以上に書くべきことを発見したため、執筆がやや停滞した。23年度以降、新たな研究課題の最初の仕事として、これをできる限り早急に完成させる予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2023 2022

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] 博論禍2023

    • Author(s)
      堀江秀史
    • Journal Title

      『比較文學研究』

      Volume: 108号 Pages: 45-48

  • [Journal Article] 『日の丸』と寺山修司の方法2023

    • Author(s)
      堀江秀史
    • Journal Title

      『日の丸 寺山修司40年目の挑発』映画パンフレット

      Volume: - Pages: 20-22

  • [Presentation] 〈-〉と〈×〉――研究という行為について2022

    • Author(s)
      堀江秀史
    • Organizer
      東京大学教養学部「進学選択シンポジウム 私はどのようにして進路を決めたか」
    • Invited

URL: 

Published: 2023-12-25  

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