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2021 Fiscal Year Research-status Report

対外接触による近現代日中言語表現の変遷

Research Project

Project/Area Number 19K13197
Research InstitutionInternational Research Center for Japanese Studies

Principal Investigator

稲垣 智恵  国際日本文化研究センター, 研究部, プロジェクト研究員 (50715018)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords新興語法 / 近現代中国語 / 欧化文法
Outline of Annual Research Achievements

前年度に引き続き,《英語週刊》など近代の中国における英語学習教材を用い,近代における英語から中国語への翻訳について調査を進めた。特に予定していた英語の時制に対応する中国語の副詞や修飾構造について考察し,資料をまとめた。また,本年度は中国近代探偵小説『羅師福』におけるテンス・アスペクト表現として,経験義を表す“過”についても検討を加えた。本件については,現在調査中である。
またさらに近代の日本語の変化についても,英語を主とする外国語の影響について近現代の資料にあたり,調査を行った。
本年度は,新型コロナウイルスの蔓延により,調査・発表を予定通り行うことが難しかったが《全国報刊索引》のような,清末・民国期に発刊された雑誌や新聞を検索できるデータベースを使用できる図書館に出向き,資料にアクセスし,調査を行った。次年度についても,状況を見極めつつ,でき得る限り対応していきたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度から続く新型コロナウイルスの影響により,移動を伴う調査・発表が自由に行えなかった。研究代表者はオンラインを積極的に利用することで調査研究を進め,本年度は資料の入力,データ化を主に行うなどこの状況に対応したが,オンラインでは確認できない資料もあり,全体として研究の進捗は遅れていると考えられる。
また,学会発表,資料調査がほぼ全てオンラインによるものとなったため,旅費に関する支出は予定より大幅に減額した。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルスの影響を踏まえ,オンラインを活用した資料調査を行う。また,本年度行った副詞や修飾構造の変化についてさらに調査を進めるとともに,前年度より計画していた,形態変化,受け身・使役表現についても研究を行う予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの影響により,調査・発表などがほぼオンラインに移行し,旅費が大幅に減額したため,予算使用について,資料購入に重点を置くよう修正を行った。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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