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2020 Fiscal Year Research-status Report

青森県津軽方言の文末イントネーションの記述的研究

Research Project

Project/Area Number 19K13215
Research InstitutionShizuoka Eiwa Gakuin University

Principal Investigator

大槻 知世  静岡英和学院大学, 人間社会学部, 講師 (30805205)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords津軽方言 / 文末イントネーション / 記述 / 情報構造
Outline of Annual Research Achievements

本研究は4か年計画であり、当該年度は2年目に当たる。1年目から3年目までは3年間を12クール(1クールは3カ月)とし、1クールの中で調査・データ整理・追加調査のサイクルを行い、2クールおきに研究成果を勉強会等で発表する予定であった。
当該年度においては、前年度に引き続き、対面調査を行なうことができず、新規データを収集することはできていない。調査という点においては、当初計画に比して、通算で8クール分相当の遅れが生じている。
しかしながら、当該年度においては、国立国語研究所所蔵の音声データや自前のデータなど、既存のデータを参照し、疑問文のデータを抽出することができた。少しずつ遅れを取り戻すことができている。
特に、国立国語研究所提供のデータは、50~60年ほど前に高齢者を対象に採取されたもので、現在では得ることのできない貴重な伝統的津軽方言のすがたを伝えるものである。研究的資源の持続的活用につながるという点でも、当該年度の活動成果は意義がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

進捗の遅れの理由は主に二つである。まず、未曽有の社会的情勢・新型コロナ禍により、対面調査を行なうことができなかったことが挙げられる。次に、研究代表者の所属が変わり、業務量・内容共に大きく変化したため、そちらにエフォート率を予定より多く費やした背景がある。

Strategy for Future Research Activity

調査の遅れを補うために、質と量の見直しを図る。量の点では、既存のデータを活用し、それを応用したバリエーションの例文を採取することで対応する。質の点では、現在得ているデータを基に、厳密にコントロールした例文を用意し、データ採取の効率を上げる。対面調査については、オンライン調査など従来とは異なる方式による実施を模索する。

Causes of Carryover

当該年度において予定していた複数回にわたる隣地調査を行なわなかったため、それに付随する旅費、謝金などの支出予定が無くなった。
使用計画として、来年度は音声データの集積・運用に係る物品を購入する。さらに、オンライン調査の協力者を募って調査を実施し、調査協力者への謝金を計上する。

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Published: 2021-12-27  

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