2021 Fiscal Year Research-status Report
Skype-based Video Chat to Improve Speaking Skills and Reduce Anxiety in Scripted and Unscripted Lesson Groups
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19K13257
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
小林 翔 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10821647)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ビデオ通話 / CMC / スピーキング / 不安 / やり取り / オンライン英会話 / WTC / 国際的志向性 |
Outline of Annual Research Achievements |
実施3年目の実績成果は,以下の学会発表と学会誌の掲載の2点にまとめられる。 最初に2回行った学会発表について報告する。2021年4月24日にオンラインにおいて開催された、1ST AEJ UKI SLA RESEARCH CONFERENCEで口頭発表を行った。発表タイトルは、"Fostering Speaking Ability and Willingness to Communicate in a Low-Proficiency English Learner: A Case Study Using Video Calls"である。英語を苦手とする大学生1名を対象に、質的に調査した。その結果、スピーキング不安を軽減させるには、実際にコミュニケーションを繰り返すことによる慣れ、ゆっくりとした発話スピ―ドや講師の優しい雰囲気、短いフィードバック、チャットボックスの文字情報が影響を与えることがわかった。また、2021年8月8日にオンラインにおいて開催された、全国英語教育学会第46回長野研究大会で「eTandemプログラムが英語学習者に及ぼす影響」ついて発表した。 2点目は学会誌の掲載である。「原稿を準備しない方法と準備する方法の異なる指導法の違いがスピーキングの不安軽減に与える効果-ビデオ通話の比較検証-」について分析した。この成果は、外国語教育メディア学会関東支部研究紀要 (5) 17-38 2021年4月15日 に掲載されている。さらに、インターネットを介したコミュニケーション活動への参加条件の違いが小学生の英語スピーキング力と情意面に及ぼす影響 について分析した。この成果は、児童英語教育学会紀要(JASTEC)(40)に掲載されている。 これらの研究実績を踏まえ、ビデオ通話を活用した即興的スピーキングの実践の促進、一般化を図るべく研究研修会での講演や学会等で発信を続ける。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、小学生や高校生等、様々な熟達度の参加者を対象にビデオ通話の事例研究を行うことができた。また、国内の学会発表だけではなく、国際学会でも発表し、学術雑誌等においても成果を発信することができた。さらに、1対1の状況下だけでなく、一斉指導下におけるビデオ通話の効果や、即興的スピーキング不安や軽減の要因を調査できた。そして、これらの調査結果を全国大会等で発表するとともに、論文としてまとめるに至った。しかしながら、大規模なデータが十分に収集できず、実施期間も含めて再検討が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画通り、サンプル数を増やして高校生を対象に実践規模を拡大し、量的及び質的に有効性を検証する。さらに、英語熟達度の高い参加者だけでなく、英語が苦手な学習者を対象に、不安を与える要因や軽減方法、スピーキング力向上のためのフィードバック、国際的志向性についても調査し、ビデオ通話が情意面に及ぼす影響を調査する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの影響により、学会発表等がすべてオンライン開催になった。そのため、旅費の支出がかからなかった。また、テスト費用やオンライン費用についても、学校現場において定期的な実施ができなかったため、支出がなかった。
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Research Products
(4 results)