2021 Fiscal Year Research-status Report
The role of multimodal resources in English classrooms for young learners
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19K13261
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
渡邉 綾 福井大学, 語学センター, 助教 (10617955)
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Project Period (FY) |
2020-02-01 – 2024-03-31
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Keywords | 非言語コミュニケーション / ジェスチャー / 早期英語教育 / 外国語教育 / 児童英語 / 教室会話 / 質的研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究の目的】 本研究は、児童英語学習者と教師との英語教室でのやりとりを詳細に記述し、早期英語教育における第二言語発達と非言語コミュニケーションの役割の理解を深めることを目的とする。英語教育現場における日本人英語学習者の第二言語習得や外国語教育研究は、中高生や大学生を対象としたものが多く、児童英語学習者の通う英語教室で使用される言語や非言語コミュニケーションの活用に焦点が当てられた長期的研究はあまり多くない。本研究では、近年会話分析研究の分野で取り組まれているマルチモーダル分析を導入し、長期的にデータを収集することで、児童英語学習者と英語教師のジェスチャーといった非言語コミュニケーションを含めたやりとりを分析し、(言語発話だけでなく身体表現にも着目)当事者の視点にたって明らかにする。本研究の成果は、外国語教室活動における非言語資源の活用や効果を明確にし、教育分野における幅広い応用が期待できるものである。 【令和3年度の研究実施成果】 今年度は引き続きコロナの影響もあり、児童英語教室で行う予定だった授業見学や教室会話のビデオ録画等といったデータ収集が進まなかった。当研究は本年度、データ収集と書き起こし作業を進める予定でいたが、データ収集が思うように進まず、書き起こしや分析等の作業は中断せざるを得なかった。しかしながら、オンライン学会やオンライン上のデータセッション等に参加することで見聞を深め、先行研究調査を行い、論文の執筆を行った。また、大学の倫理審査申請を行い、無事に承認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初は1, 2年目でデータ収集を開始する予定だったが、英語教室の教師に協力を依頼できたものの、新型コロナの影響で教室会話のデータ収集が進まずにいる。 ただ、大学にて倫理審査申請を行い無事に承認された。新規のデータ収集は進まなかったが、児童英語教室における教室会話に関する考察や先行研究に関する知識をより深め、論文執筆を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査委員会からの承認も得られたのを受けて、2022年度は教師だけでなく、研究協力者(学習者や保護者)から同意を受けてデータ収集を進めたい。録画データを収集しフィールドノートを整理しながら、分析作業を同時に進めるために、データの書き起こし作業も同時に開始していきたいと考える。また同時に分析を進めて学会報告をする準備を進めていきたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの影響やその他の事情で、当初予定していたよりもデータ収集が遅れているため、図書と物品の購入を中心とした。会話分析のデータセッション等に参加するための県外移動のための国内旅費や謝金等の支出も控えた。繰越分を使って次年度以降に必要な物品購入を行い、参加者への謝金等に使用する予定である。
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