2022 Fiscal Year Research-status Report
自律性の育成の観点からみる反転授業の可能性-長期的な観察から-
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19K13265
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
奥田 阿子 長崎大学, 言語教育研究センター, 助教 (60631249)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 反転授業 / 自律性 / 長期的考察 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、英語学習の自律性の育成という観点から長期的に反転授業の効果測定を行うものである。 3年目で行った反転授業及びアンケート調査をもとに、授業計画をたてた。しかし、2022年度から教養教育課程1年生の授業形態が毎週の対面授業から隔週での対面授業に変更となったため、授業計画の変更を余儀なくされた。これまで15回分の授業のうち9回を反転授業としていたが、4年目は4回のみの実施となった。これまで通り、アンケート調査は、通常授業の終了後と反転授業終了後の2回実施した。アンケート調査では、授業の改善点、感想など自由記述方式の項目と5件法で自律性について問う項目に分けて実施した。 アンケート調査の分析を行う予定であったが、産休育休取得により研究を中断したためデータの分析は行えていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
4年間を通して、同様の授業形式で授業を行えていないため、正確なデータを得られる見通しが立っていない。また、産休育休取得により研究を中断したためデータの分析作業が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、これまでのデータをまとめ、分析する予定である。 当初、対面授業における反転授業について研究していく計画であったが、新型コロナウイルス感染症およびカリキュラムの変更により、1年目、2年目、3年目、4年目と授業形式が異なる結果となってしまった。統一した授業形態で4年間授業が行えていないが、これまでのアンケート調査から、共通性のある項目を抽出し、反転授業の効果について検証を進めたい。
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Causes of Carryover |
2022年度の10月より産休及び育休取得により研究を中断したため、次年度使用額が生じてしまった。 次年度は、復職し、3年分のデーターの分析を行うため、データー整理補助としてアルバイトを雇用し、人件費として残金を使用する予定である。
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Research Products
(2 results)