2020 Fiscal Year Research-status Report
近代日本と朝鮮における「他者の創造」とそのプロパガンダ的機能
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19K13315
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
Biontino Juljan 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (90781162)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 宇都宮徳馬 / 宇都宮太郎 / 朝鮮観 / 日本観 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍の影響で、外国での史料調査、文献・資料収集ができなくなったりほとんど不可になったりしてしまったので、とりあえず手元にあった、既に去年度で入手されたプロパガンダ異論関連書籍を研究し、アクセスしやすい現代史資料から研究をできるだけ進めてみた。年度末にて電子媒体での西洋の資料を無料入手できたので、そのプリント・整理作業も行えた。 コロナ禍直前に再び悪化した日韓関係、コロナ禍による日韓関係の現状、現状打破の不可をみて、金大中拉致事件当時の1973年前後の日韓関係、両国・西洋でのその響などについて検討ができたことは有意義であった。特に日韓基本条約による両国のお互いへの考えとそれに影響された政策に関しては現代との対照による新たに本研究課題のためのインサイトを得ることもできた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のためコロナ禍の影響で、外国での史料調査、文献・資料収集ができなくなった上、参加予定の学会・シンポジウム、学者間の意見交流には大変妨げが生じたので、やや送られていると判断する。特に、西洋における日韓関係に関する資料、西洋における朝鮮間・日本間の側面は今年度にて補修する必要を感じる。 研究成果の当年分も、令和3年になってから発行されるため、いまだにフィードバックをさほどいただけなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
もともとの研究計画に沿ってこれから研究を持続的に進めたいと思います。コロナ禍によって令和3年度も、やや影響が生じる見込みだが、研究分野のオンライン化もこれでどんどん施行されるので令和2年度に比べて再びスムーズに研究ができるようである。しかし、海外(韓国、欧米)での資料収集はこれからも問題として残る。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、科研費プロジェクトの一年延長をせざるを得ないことになる可能性が高いが、 再び出国や学会参加・アーカイブ調査が可能になったら使えなかった金額を合わせて使えるようになるはずである。
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