2021 Fiscal Year Research-status Report
近代日本と朝鮮における「他者の創造」とそのプロパガンダ的機能
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19K13315
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
Biontino Juljan 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (90781162)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | プロパガンダ理論 / イメージの造出 / 歴史総合 |
Outline of Annual Research Achievements |
イメージの創出の検討にて特に宇都宮徳馬と矢内原忠雄のライフワークを検討してきた上で、ドイツ・日本・韓国の相互認識に関連する研究を進めた。日本と韓国はこれから歴史教育の変化によりイメージ創出やそのイメージ変化にも影響が与らるのでその辺も検討してきた。その結果論文一件発表をし、現在2件を準備している最中である。 研究報告は望んだほどできなかった。ICASでの参加がパネリストメンバーの都合でキャンセルになった。ASJはコロナのため未開催になった。けれども、EAJSやドイツ日本史歴史学研究会でのオンライン報告、韓国のKAJA学会でオンライン報告ができたのでやや本研究プロジェクトのためのフィードバックが得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響で海外での資料収集と学会の非開催により研究が進んでもその発表が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナビルスのため、今年参加予定した国際会議・国内会議がすべて見合わせることや中止になったので、去年得られたフィードバックを基いて研究を進め ることになります。現在点で中心的に焦点を合わせている歴史人物(矢内原忠雄、宇都宮徳間など)のスコープを大きくし、ヨーロッパと米国の研究状態に資 料・日本の研究を合わせて分析し、イメージの再造出について勉強を含める方向にしていきたいが、それは予定通りのものである。
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Causes of Carryover |
新型コロナビルスの発生のため一部の研究費は使えなかった.
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