2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K13557
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
早川 咲耶 金沢大学, 法学系, 准教授 (30825112)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フランス法 / 会社法 / 企業法 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画書に記載したとおり、一年目に行ったフランスの学説及び判例に対する分析を引き続き行うと共に、日本の会社法 429 条の判例を中心として分析を行った。会社法 429 条は、非常に多いため、検討に時間を要する。一年目で得られたフランスの判例と学説の分析によって得られた知見を下に分析を行った。その他、一年目のフランス法の会社の経営者の個人責任を根拠づける具体的な義務のあり方について、その義務根拠がどこに存在するのかについて検討した。 新型コロナウィルスの流行によって、昨年度に引き続き今年も海外渡航がかなわなかった。そのため、海外渡航に用いる予定であった科研費で、海外からの文献収集を行い、可能な限り現地の状況把握に努めた。フランスでもオンラインによる研究会が行われている様子ではあるが、研究代表者は、在外研究経験が無いため、現地に知人といいうる研究者が居らず、研究会に参加する契機がなかなか得られないでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年に引き続き、新型コロナウィルスの流行により、フランスでの現地調査及び現地研究者との研究会や資料収集が出来なくなっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
書籍や雑誌など取り寄せで対応できる資料を中心に研究を進める予定である。可能であれば、オンラインを通じて現地の研究者との交流も図りたいと考えている。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの流行によ昨年度に引き続き海外渡航ができず、国内出張もままならなかったために旅費を使うことが無かったため。
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