2023 Fiscal Year Research-status Report
Estimation of multifactor aggregate function by dual approach and its applications to general equilibrium model
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19K13683
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
金 志映 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (00760779)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Two-stage CES aggregator / Instrumental variables / Feenstra's method |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では昨年度の原稿を修正した上、査読付きジャーナルに投稿した。研究のテーマは、異なる国からの商品間の代替の弾力性の測定することであり、日本の産業連関表のデータを用いたものとなる。 なお、本研究での日本を対象とした分析を基に、次は韓国を対象にする研究に拡張するために、関連データを収集しデータセットを作成している。こちらでは部門別の代替弾力性を実証的に推計し、まずは生産経済が全体として弾力的であるかを試みることになる。韓国を対象にする研究成果が得られたら、今後は日本と韓国をリンクした分析や、その他の国とのリンクしたモデルへの拡張も考慮している。 産業連関表というデータの特性のメリットを最大限に利用した分析モデルの開発によって、今後は国際貿易モデルにおける政策の効果のシミュレーションや政策評価に使用されることと期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ジャーナルに投稿した論文は査読結果待ちの状況であり、予想より時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は韓国を対象にした資料を集めている。韓国の接続産業連関表(名目値、実質値)の時系列を集めて、時系列の比較ができるように部門を整理したり、生産性指数などを収集しデータセットを作成している。 データセットが作成されたら韓国を対象にした分析を行い、その結果を原稿としてまとめ発表する予定である。
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Causes of Carryover |
査読結果待ち状況であり、その次の原稿の英文校正費用や投稿費などは次年度の研究に使用する予定である。
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