2022 Fiscal Year Research-status Report
損失回避的選好をもつ消費者に対する企業の戦略的行動の分析
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19K13703
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Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
広瀬 浩介 大阪経済大学, 経済学部, 准教授 (00822008)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 不完全競争 / 反競争規制 |
Outline of Annual Research Achievements |
3件の成果を報告する。 本研究課題に沿った研究として、21年度公開した"Common Ownership and Environmental Corporate Social Responsibility"が国際査読のEnergy Economicsへ採択された。本研究では近年投資市場で指摘されている市場を横断したinvest bankの存在が、企業の生産活動と排出抑制活動(abatement)へどのように影響を与えるのか検証した。 "Green transformation in oligopoly markets under common ownership"を共同研究として書き上げた。消費者自身がbenefitを認識しづらい一方で市場での株主からは取り組みを評価される再エネ燃料に関して、企業が採用するのか不完全競争市場において分析を行った。本研究はワーキングペーパーとして公開済みであり、また国際査読雑誌へ投稿済である。 モバイルアプリ市場におけるビジネスモデル(freemium)の選択と消費者データ利用に関して"Welfare properties of Freemium Pricing with an Application to Privacy Managements"としてまとめ研究報告を行った。発表でのコメントを基に現在は改訂を進めワーキングペーパーとして公開することを目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1件の国際査読への採択。新たに1件の国際査読誌への投稿と、またワーキングペーパーの完成を目指している新たなプロジェクトの進展を考え、おおむね順調に進展していると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き各トピックについて研究を進め、論文の改訂・投稿を進める。特に新しい研究については年度内のワーキングペーパーの完成を目指し、またセミナーや学会での報告を通じて改善を図り、国際査読雑誌への投稿を目指す。
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Causes of Carryover |
2021年度まで、予定していた国際・国内での学会や研究会報告が新型コロナウィルス感染拡大により、当初予定していた支出計画を実行することができなかったためである。2023年度は論文投稿費、また論文発表等の旅費として支出が増える予定である。
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Research Products
(3 results)