2022 Fiscal Year Research-status Report
A Study of Developing Managerial Skills: Lessons From Hitachi & Mitsubishi Electric
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19K13780
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
長谷部 弘道 杏林大学, 総合政策学部, 准教授 (40781282)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 経営者教育 / 企業内訓練 / 企業内教育 / 日立製作所 / 三菱電機 / 総合電機企業 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、『日立製作所と三菱電機における幹部候補生教育の比較』というサブテーマを掲げ、(1)日立製作所と三菱電機の幹部候補生教育の比較、(2)海外学会での成果報告と次期プロジェクトに向けた研究基盤形成、(3)三菱電機元幹部への追加インタビューの実施(スノーボールサンプリング方式)、そして(4)資料の分析を行い、4年間の成果を出版物としてまとめることを、研究プロジェクトの締めくくりとして、当初想定していた。 コロナの状況が徐々に改善してきたことから、昨年度研究進捗を著しく遅らせることとなった三菱電機における関係者へのインタビューをはじめ、前年度に実施予定であった三菱電機に関する調査と分析、および日立製作所に関する追加の資料調査などについて活動を再開することができ、結果的にこれが本年の活動の中心となった。特に、三菱電機における関係者へのインタビューや、日立製作所に関して、本研究から派生したテーマである「企業内消防団」に関する資料の追加収集を行った。 このため、昨年度には得られなかった多数の資料入手が実現し、これらの膨大なデジタルデータの整理および分析に、多くの時間を割く形となり、成果物の執筆に十分な時間をかけることができず、結果的に上述の当初計画のうちの(2)および(4)については、実施を一年先送りにせざるを得なくなった。他方、成果の一環として経営史学会西日本部会にて報告を行うなど(2022年12月)、アウトプットは継続して行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度に実施したインタビュー調査および資料調査を通じて、懸案であった三菱電機の経営者教育に関する事実関係を把握することができた。しかしながら、これまでの調査研究活動の総括として最終年度に位置付けられていた4つの目標のうち、(2)海外学会での成果報告と次期プロジェクトに向けた研究基盤形成、および(4)成果の出版については実現できなかった。このため、当初の計画に照らし合わせれば、現在の進捗状況は、「(3)やや遅れている。」と判断せざるをえない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度中に進めることができなかった(2)海外学会での成果報告と次期プロジェクトに向けた研究基盤形成、および(4)成果の出版については、現在海外学会への応募と、ジャーナルへの投稿論文の準備、およびそれらを取りまとめた出版物の企画という3点からの取り組みを検討している。より具体的には、令和5年度は、基本的に令和4年度に達成できなかった、これまでに収集した資料の読み込みと整理、追加のインタビュー調査を行いながら、2社の幹部候補生教育の比較を中心に、論文執筆および海外発表のための準備に取り組む。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた主たる理由は、コロナ禍によって海外出張および国内出張の自粛が要請されたために実施できなかった旅費、および使用を自粛せねばならなかった人件費・謝金の 累積による。来年度の研究活動においては、国内外の出張に関してこれまで通りの運用が可能となったため、人件費・謝金、および海外学会への参加を含めた旅費は重点的に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)