2023 Fiscal Year Research-status Report
財務報告の意思決定有用性と間接的検証可能性の関連性に関する研究
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19K13859
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Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
篠藤 涼子 大阪経済大学, 経営学部, 准教授 (70635903)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 不正探知能力 / 公認会計士 |
Outline of Annual Research Achievements |
成果の一部を国際学会にて発表した。 男性会計士に比較して、女性会計士は、不正探知に適しているとの海外の先行研究がある。しかしながら、日本では、そもそも、会計士の母集団に占める女性の比率が少ない。 本年度は、日本会計士職に占める女性の割合が低位に推移している原因について、英米比較を行なった。英米を選択した経緯としては、現在の会計専門職の原型は、英国から影響を受けているととともに、日本の公認会計士制度は、米国を模範としているためである。 具体的に、英米の会計専門職化の時期に、女子の会計職への進出に影響を与えた要因を概観した上で、日本における会計専門職化の過程と、そこでの日本女子の進出状況を報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
学会発表に向けた申請時と、発表時に受けた助言、指導を反映するのに、時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
日本の会計職・監査職の展開について検討する。
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Causes of Carryover |
社会状況から遅滞していた研究について、最終調整した上で、成果を報告するための経費を計上した。
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